【OT限定】トイレ動作時に必要な体幹機能の評価とアプローチ法

人の手の感覚の限界

皆さんこんにちは。

関東支部の藤田智史です。

 

指の感覚の研究

スウェーデンのストックホルム王立工科大学の研究によると、

人間の指は13ナノメートル(1.3 × 10-8m)の模様がある表面の違いを感じ分けることが出来る
という報告があるようです

研究方法は、

『間隔の異なるしわが施された16の表面を作成。

しわの間隔は270ナノメートル(2.7 × 10-7 m)から90マイクロメートル(9.0 × 10-5 m)の間で、
しわの高さは7ナノメートル(7.0 × 10-9 m)から4.5マイクロメートル(4.5 × 10-6 m)の間。

それらのシワ表面とシワのない表面をランダムに2つで1組とし、
目隠しをされた被験者20人に利き手の人差し指で決まった方向に撫でてもらって、
その違いがわかるかをテストした。

実験によると、人の指は最低760ナノメートルの間隔、
13ナノメートルの高さのしわを感じ分けることができると判明。

これは、もし人の指が地球サイズだったとすると、家と車の触り心地を感じ分けられるレベルとのことです。』

1)より

※1)および2)を参考、一部要約。

 

ちなみに【1 mm = 0.001 メートル = 0.1 センチメートル = 1000 マイクロメートル】
    【1 ナノメートル = 0.001マイクロメートル = 0.000001mm】  となるようです。

いやはや途方もないですね。

 

またウキペディアからですが、

ヒトの細胞は、最小のリンパ球で直径約5 μm、最大のひとつ卵子は約120 μmある。
一般的な細胞は10-20 μmである。

※ μm(マイクロメートル)

とされており、リンパ球も触り分けられそうですね。

 

1000分の1mmの職人技という言葉を目にしたことはありますが、
人の感覚の限界はさらに細かいものを感知できるようですね。

この結果は、様々なことに応用できそうですが、手を通じて相手の体に触れる機会の多い
我々も相手の微細な変化を捉えられるようにしていきたいですね。

 

皮膚の受容器

マイスナー小体・パチニ小体・メルケル触盤・ルフィニ終末・クラウゼ小体・自由神経終末

とありますが、イメージ図は下記のような感じのようです。

3)より

皮膚にはこれらの受容器が存在し、前述の
人間の指は13ナノメートル(1.3 × 10-8m)の模様がある表面の違いを感じ分けることが出来る

という研究からも強く押しすぎてしまうと受容器に圧力がかかりすぎてしまい

ナノメートルとまではいかないかもしれませんが細かい感覚的な動きは感じ取りにくくなってしまいます。

 

身体に力が入りすぎている状態では手の力を抜くことは難しく、

臨床においてもセラピストが身体を固めずに相手に触れることは
より相手の状態を感知しやすい状態に持って行けそうですね。

相手の身体をただ曲げる、伸ばすといったことを行うだけでなく、

その曲げる伸ばすといった動きの中で微細な抵抗感や違和感を感じとることで
より効果的なリハビリテーションを行っていけるのではないのでしょうか?

ただ、より鋭い感覚を得るためには十分な練習も必要になってきますので
日々の努力は大切になりますね。

手の感覚を鍛えるトレーニングの参考として

髪の毛を紙の上に置いてその上に紙を重ねていきます。
指でなぞってどこに髪の毛があるかを感知していく。という方法です。

重ねる加味は徐々に増やしていきます。

参考にさせていただいた『いのちの輝き』※4)では、講演中にこういったことを著者が求められて
18枚の紙を重ねられて渡されて正確に言い当てたというような記述があります。

 

参考、引用文献・画像

1)Feeling Small: Exploring the Tactile Perception Limits https://www.nature.com/articles/srep02617より
2) IROIRO https://irorio.jp/sakiyama/20130918/77810/ より
3) Luigi Stecco・Carla Stecco 原著:内部機能障害への筋膜マニピュレーション 理論編 医歯薬出版 2017/2/22
4) ロバート・C. フルフォード 著:いのちの輝き―フルフォード博士が語る自然治癒力 単 翔泳社  1997/2/1

 

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