From:臨床実習アドバイザー 齋藤 信

みなさん、こんにちは。
臨床実習アドバイザー齋藤信です。
新コラムシリーズ(全14回)!
「こんな臨床実習はイヤだ!」
僕がこれまで最も時間をかけて取り組んできた、臨床実習指導。
そのアドバイズをしていこうと、コラム執筆を再開です!
こんな臨床実習はイヤだ! 第五回!
「口癖が学校で何を勉強してきたの?」
よく言いますよね。
このセリフ。
学校で何を?
そりゃあ、カリキュラム通り、学校の実習許可基準の水準を満たした勉強をしてきてますよ。
あなたもそうだったでしょう?
期末試験に合格しないと、実習にでれない。
それにね。
テストが上手で知識が豊富。でも、現場で繋がらないという学生さん。
テストは苦手で知識を書き出せない。でも、現場で行動を伴う学びは得意な学生さん。
様々いますよ。
それをひとまとめにして「何やってきたの」はないでしょ!
そんな学生さんの学びの傾向を見て、あわせた指導をするのがバイザーのすることでしょ!
知識と現場をつなぐ。
知識があっても現場での活用法に繋がらないなら、実際にその方法、やり方を見せる。
知識が足りない人は、あなたの現場でできていることを伝え、それを言語化するための知識を細くする。
え? それって学校のすることじゃないの?
はい。
学校のすることじゃないです。
学校で知識を教え、テストをして最低限の知識水準を持つ学生を実習に送り出す。
ここまでは、学校と本人の努力。
考えてもみてください。
あなたが今の職場に入職した最初の1ヶ月は何をしてました?
これまでの知識と現場で行っていることの整合性を評価し、調整してきましたよね。
それをプリセプターや、周囲の先輩たちに助けられて、今のあなたがいるんでしょ?
あ、もし、あなたが最初からスーパーセラピストで、一切の悩みなく今まで来たのであれば、逆に学生指導はしない方がいいですね。
天才は模倣の対象にはなりませんから。
僕らは、天才がしてきたことを誰でも再現可能なやり方に落とし込んで、実践するしかありません。
っと、話が逸れました。
いずれにしても、学校で何を勉強してきたのかといえば、基礎知識を学んできたんです。
臨床実習では、あなたの現場にあわせた基礎知識の応用法をこそ伝えてください。
あなたの現場での応用法は、学校の先生や、学生さんだけで身につけられるはずがありません。
実習生を受け持ったからには、責任を放棄するような、他人任せバイザーにならないでくださいね。
ということで、今日の変なバイザーは、「他人任せバイザー」でした。
ちょっとでも心当たりのある方は、気をつけてくださいね!
全ては、学生さんが次世代を担う療法士に成長するため!
そのためにも、今バイザーをしている僕らの世代が変わらなきゃ!
臨床実習は面倒な時間じゃない。
学生さんの未来を作る、奇跡の時間なんです!
そのためにも、僕は走り続けます。
みなさん、一緒に臨床実習を最高の学び場にしてきましょう!
臨床実習アドバイザー(TM) 齋藤 信
追伸
とうとう明日! 公開します!
新たな取り組み、臨床実習アドバイザーならではの……
もうそろそろお気づきですよね?
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