基本動作分析から見る体幹の問題に対する触診・臨床的評価と解釈・アプローチ法

子どもロコモとロコモスクリーニングのカットオフ値

皆さんこんにちは。

関東支部の藤田智史です。

 

ロコモティブシンドロームは高齢者を対象としたものであるという認識が
強いのではないかと思います。

近年、スマホ・ゲームの普及や外遊びの減少による運動不足等により、
姿勢が悪くなり、運動器機能が低下して、しゃがめない、腕が真っ直ぐ挙がらない、
体前屈できない、すぐ骨折するなど、子どもの身体に異変が生じています。

このように体がかたい・バランスが悪いなど、運動器機能が低下した状態を
「運動器機能不全」または「子どもロコモ」と呼んでいます。

全国ストップザ・ロコモ協議会:防ごう!子どものロコモティブ・シンドロームのページより引用

 

ロコモのスクリーニングカットオフ値

ロコモ度テストである
「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「ロコモ25」

これらテストの解釈はロコモ度テストの解釈をご覧ください。

の前にスクリーニングとして行えるテストとして【片脚立位】が
挙げられています。

加えて、近年は子供の運動機能に異変があるとされ【子どもロコモ】という
言葉が存在しています。

 

子どもロコモ

埼玉県で学校における運動器検診モデル事業を始めて以来

・身体をうまく使えない・体力がない・バランスが悪い・柔軟性がない
・反射神経が劣る(危険回避能力の低下)

といった状態が見受けられる事が分かったと報告されています。1)

 

子どもロコモをチェックする基本動作は5項目提唱されています。
(場合によっては①~④の4項目)

① 片脚立ちがふらつかず5秒以上できるか

② しゃがみ込みできるか(途中でとまらず、踵があがらず、後ろへ転倒せず)
③ 両腕が垂直拳上(耳の後ろまで)できるか

④ 体前屈で、膝を伸ばしたまま指が楽に床につくか
⑤グーパー運動(パーの時に70度以上背屈ができるか)


1)より一部改変

 

原因

・運動不足でありさらに食事の偏りなどから肥満傾向になるケース

・運動は行っているが単一運動、1種目しか運動していないケース

があるようです。

  • ゲームの普及(スマホ含む)
  • 外遊びができる環境の減少
  • 塾などの習い事が多く多人数で遊ぶ機会の減少
  • 徒歩による移動が減少し、車や電車を使う機会の増加
  • 危険を気にしすぎる親の過保護

などが背景にあります。

 

私の実家はコンビニまで徒歩30分以上かかるような山ですが、

近くの公園にあった遊具は老朽化のせいもありますが
私が子供のころに比べて3割ほどしかない状態です。

 

対策

これらチェックに引っかかった者で隠れた運動器疾患を有するもの以外の

80%は運動プログラムにて改善されたと報告されています。

 

運動も含めて大切だとされているのは

①姿勢教育

②運動習慣の改善

③生活習慣の改善(食事など含む)

とされており

こちらのページの子ども処方箋というファイルに詳しく乗っていますのでご参照ください。

4.子ども処方箋

 

他にも膝立ち位をきれいに取らせることで

①重心位置が高くなり⇒②殿部が引き締まる⇒③腹部が引っ込む
⇒④肩の力が抜ける⇒⑤顎が引く⇒⑥頭が立つ

というような効果も期待出来ます。2)より

 

 

NPO法人 全国ストップ・ザ・ロコモ協議会様のHPの
子どもロコモのページに子どもロコモに対しての情報がより詳しく載っていますので

より詳しく知りたい方は是非ご覧ください。

 

 

臨床上で坐位姿勢をとってもらうと、『円背』か『体幹過伸展』の2択でしか

座位の取れない子も実際にいらっしゃいます。

 

どういった姿勢が好ましいかなどの簡単な指導以外は

ぜひ様々な遊びやスポーツを通じて改善してもらえると嬉しいですね。

 

 

また、運動という観点では年齢関係なく大切であり、

環境が便利になればなるほど意識しないと運動量がかなり減ってしまう傾向に
あるのではないかと思われ我々含め注意していきたいですね。

参考、引用文献・画像

1)NPO法人 全国ストップ・ザ・ロコモ協議会 HP

 

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