肩疾患の問題解決講座

○○に負担のかかる姿勢って?

みなさんこんにちは。
IAIRインストラクターの大戸です。

下記の記事は以前公開した、インストラクター藤田の記事です。
動作分析で悩んでいる方にいいのではないかと思い、
再度掲載させて頂こうかと思います。


IAIR認定インストラクターの藤田智史です。

今回は人体モデルで動作分析を見ていきたいと思います。

園部俊晴先生2)は身体にメカニカルストレスを与える要素として

  • 身体重心、
  • (姿勢を含めた)体幹アライメント、
  • 局所の関節肢位

が影響を与えると説明しており、

体幹アライメントで大きく影響を与えるのは骨盤であると述べています。

 

今回は静止立位の状態で、骨盤の変化に対して下記の図を見ながらどうなるか見ていきましょう!

緑の部分が筋活動が多く要求される部位になります。

 

後傾

<骨盤後傾位>

 上半身質量中心後方,重心位置後方となります。

 福井先生1)がおっしゃられるように
「現在考慮する関節から上部にある質量中心位置が,
 水平面上その関節からどの程度離れているか」
で関節モーメントを評価するため

 この場合、各々の関節の上の質量中心が後方を通るため股関節、
膝関節、足関節すべて前面の筋活動が増加することになります。

 

 

前傾

<骨盤前傾>

上半身質量中心前方、重心位置前となります。

上半身質量中心は股関節・膝関節前を

重心位置は足関節前を通ることになり、

下肢後面活動が高い状態になります。

 

 

後方移動

<骨盤後方移動>

上半身質量中心前方,重心位置後方となります。

上半身質量中心は股関節・膝関節前を通り、

重心位置は足関節 後方を通ることになり

ハムストリングスおよび下腿前面筋の活動が高い状態になります。

 

 

前方移動

<骨盤前方移動>

上半身質量中心後方,重心前方となります。

上半身質量中心は股関節の後ろを通り、

重心位置は足関節の前面を通ることになります。
すなわち、大腿前面筋と下腿三頭筋の活動が高くなる。

この姿勢はアキレス腱炎でよくみられる姿勢で、
ハムストリングス収縮力は弱いことが多い状態となります。

 

 

今回は静止立位の状態で見ていますが、観察の目的とする関節の状態も大切です。
ですがその関節にかかるメカニカルストレスは
その関節よりも上にある身体組織によっても変化することになるのです。

(もちろん局所下節の状態も大切ですよ!)

 いかがでしたでしょうか?

 

 骨盤の状態ひとつで上記のように、要求される下肢の筋活動も変化してきます。

【常に繰り返しメカニカルストレスがかかる】

このことを考えると、痛みを訴える部分がある場合、その筋力が足りないだけで しょうか?

 

今回は健常者が骨盤の肢位を変えた場合での話となりましたが、
これに加えて各関節の拘縮などによっても変化する場合もあります。

骨盤の変化でこれだけ重心移動が起こります。
筋活動が変われば、運動も当然変わってきますよね。

立位練習や、歩行練習も動きが変わってくるわけです。
日々の臨床でも考えていらっしゃると思いますが、
さらに一歩加えてみてはいかがでしょう。

今回の記事で分からない事がありましたら、
5月25月、6月22日に東京で行われる骨盤体験会と、
9月開催の認定骨盤セミナーにぜひお越しくださいね。
さらに詳しくお話しできるかと思います。

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