【PT限定】歩行時に必要な体幹機能の評価とアプローチ法

手関節ってなんて言う関節でできてたっけ?

触診

 

今日訪問で伺ったお家で、ご家族の方から

「手を突くと手首が痛いんだけど、どうしたらいい?」と聞かれました。

簡単に評価してみると、手根骨の動きが出ていなかった為、

少しアプローチしてみると痛みがなくなった、ということがあったんですが、

「あれ?そういえばこの関節って何て名前だったっけ?」

となったので、復習をすることにしました。

 

 

そこで手関節についてまとめてみました。

今日はその中でも橈骨手根関節、手根中央関節(こいつの名前をド忘れしてました…)
について復習してみたいと思います。



1.橈骨手根関節

この関節は橈骨と舟状骨、月状骨、三角骨によって構成される楕円関節となっています。

尺骨との間には関節円板が入っており、直接関節を作らない構造になっています。

また橈骨の関節面は約25°程度尺側側へ傾いている為、尺屈がしやすい構造になっています。



2.手根中央関節



この関節は、近位の手根列(舟状骨、月状骨、三角骨)と
遠位の手根列(大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨)の間の関節です。
さらにこの関節は外側部と内側部に分けられます。

①外側部
舟状骨と大菱形骨、小菱形骨で構成される外側部は変形した平面関節に
なっていると言われており、動きが少なくなっています。

②内側部
舟状骨、月状骨、三角骨と有頭骨、有鈎骨によって構成される内側部は
変形した顆状(楕円)関節になっており、外側部に比べ動きが出やすくなっています。

 

そしてこの二つの関節の動きによっていわゆる手関節の動きが出ています。

3.橈骨手根関節、手根中央関節の可動域

この二つの関節の可動域の割合として1)中村らは

掌屈では橈骨手根関節が50°、手根中央関節が35°を受けもち、背屈では逆に橈骨手根関節が35°、手根中央関節が50°の可動域を占める。

橈屈は25°で50%を橈骨手根関節が受け持つ。尺屈は55°そのうち60%を橈骨手根関節が受け持つ。

としています。

つまり手根骨の動きに制限があると手関節の動きにかなりの影響を及ぼすわけですね。

手根骨は隣り合う手根骨と平面関節を構成しており、
それぞれが大小あるものの、副運動が出るようになっています

この手根骨の動きが手のアーチにも重要な役割を果たしており、
手根骨の動きが出なくなり、アーチが崩れると手内在筋の働きの低下や
神経や血管の通過障害などが起きてしてしまうことが考えられます。

ですので、手関節のROMを評価する時には橈骨手根関節の可動域だけに注目するのではなく、

質的な評価として、手根骨の可動性、特に手根中央関節で内側部を構成する骨に着目して
見ていくことも必要になると考えられます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

引用文献:中村隆一、齋藤宏、長崎浩 2003 基礎運動学第6版 

追伸

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

触診

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