【OT限定】トイレ動作時に必要な体幹機能の評価とアプローチ法

なぜ下衣を脱ぐ動作でふらつくのか?

 

ハロー! 

月曜に登場しております、
「体験を創造する」
関東支部インストラクターの
OT・吉田頌平です。

日常生活を送る上で、「トイレに行くこと」は
非常に大切な要素の一つですよね。

『わしは他のモンに、下の世話をさせたくないんじゃ!』
と、個人のプライドにも直結する部分が多く、
自分でやりたいと思う人は多いと思います。

ですが、医療従事者の立場から考えると、
『まだ姿勢が安定しなくてリスキーなのに、
 ズボンを下ろそうとしたら前のめりになるから
 まださすがに一人では…』

と、言いたくなる時もあると思います。

では、どうしたら
自分ひとりでトイレができるようになるでしょうか?

まずは情報整理

まずは情報を整理してみましょう。

トイレ以外の場面で、着替える時などでは
どんな風にしてズボンを脱いでいるでしょうか?

ベッドの上で足をバタバタさせながら脱いでいますか?

お尻を浮かせながら脱いでいますか??

いろんなズボンの脱ぎ方があると思いますが、
少なくとも、上記の内容の下衣更衣は
トイレ内ではあまり見かけないやり方ですよね。

そもそも、立ってズボンを脱ぐことはあるのでしょうか?

次に、トイレ動作で
ご本人が大切にしたいことを把握してみましょう。

静止立位は、自力で保てるでしょうか?

居室で着替える時などに、床に新聞紙やレジャーシートを広げて
地面に服や足が直接つかないように工夫されていませんか?

「服が地面につくのが嫌だ!!」
との思いが強く、特にトイレ内では
絶対に嫌だと思う方も少なくありません。

まずは情報を整理して、
『どんな方法で下衣を脱げるようになりたいのか?』
を具体化していきましょう。

脱衣時の不安定性??

さて、どんな方法で下衣を脱くかを検討して
次に動作が行えるかを評価してみましょう。

旅ら(1 は、
「下衣の脱衣時に、体幹の前傾・傾斜・回旋が共通して見られた」
と、健常成人18人(平均年齢:24.3歳)を対象とした
動作分析の報告を行なっています。

下衣を脱ごうとするだけで、体幹は大きく動く
ということですね。

下衣へリーチする上肢の動きも入り、
さらに下衣を脱ぎやすくするために
下肢の動きも入ってくるでしょう。

そうすると、さらに体幹は大きく動きつつ
身体のバランスを保つ』機能が求められることになり、

静止立位を保つよりも
より複雑な動きになってきます。

もし、「絶対にズボンを地面につけたくない!」
との気持ちが強い方であれば
片手でズボンを、もう片方の手で手すりを把持したまま
座ることが必要になるかもしれません。

どんな下衣の脱ぎ方を求めているのかを把握したあとは、
これらの『体幹機能』が十分に発揮できるのか?
を評価する必要があります。

この『体幹機能』の評価がわからず
先に進めない時は、
こちらで体幹機能の評価方法を整理しながら
具体的なアプローチ方法を学んでみませんか?

【OT限定】トイレ動作に必要な体幹機能の評価・アプローチ法

 

感情が作業にどう影響を及ぼすのかがわからず、
アクティビティを身体機能の改善に
なかなかつなげられない…と思われている時は、

脳科学的な側面から、改めて
アクティビティの構築方法を考えつつ、
必要な身体機能を発揮できるアプローチも
習得してみませんか?

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最後までお読みいただきまして、
ありがとうございます!

参考文献

1) 旅なつき 他. 端座位での下衣脱衣動作における体幹の運動について-便座と治療用ベッド上による検討-.第48回近畿理学療法学術大会.2008.

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