人工股関節置換術を受けた方が、靴下を履くためには?

ハロー! 

毎週月曜に登場しております、
「体験を創造する」
関東支部インストラクターの
OT・吉田頌平です。

さて、本日は「人工膝関節置換術後(TKA後)の靴下着脱」に
着目して参ります。

THAの術式によっては
梨状筋を切離し、人工股関節に取り替えた後に
再度、大腿骨の転子部へ梨状筋を縫合するため

股関節屈曲・外旋角度がどうしても硬くなりがちです。

日常生活で特に影響が出てきやすい
靴下の脱ぎ履きについて。

どのように患者さんにお伝えしていきますか?

ADL指導について

自助具(ソックスエイド)を使用する他に、
3通りのやり方が紹介されています。(1

一般に、THA後の股関節屈曲角度は90度までに
留めるように指導することが多いと思います。

一方、術後の靴下着脱動作に求められる
股関節の関節可動域について、

「股関節屈曲+外旋可動域は110度以上であれば、
 開排位での靴下着脱が可能である」と報告されています。(2

このように見てみますと、
90度まで目一杯屈曲できる方の場合は
20度外旋できると開排位での靴下着脱が行え、

80度まで屈曲できる方の場合は
30度外旋できると開排位での靴下着脱が行える可能性がある
と考えられます。

(ちなみに、基礎運動学で表記されている
 股関節外旋の参考値は45度です)

梨状筋は、骨盤の動きと関係する

股関節の外旋角度は、骨盤・脊柱の動きが関連するため
いかに骨盤・脊柱が動くか?という点も重要です。

特に梨状筋は仙骨前面に、
他の股関節外旋筋は恥骨・坐骨にそれぞれ付着し、
骨盤の前・後傾の動きに大きく影響されますので

骨盤の動き方によって、靴下の着脱動作にも
影響が生まれます。

THA後に、骨盤・脊柱へ介入していますか??

まとめますと…
THA後の靴下の着脱動作において
股関節の屈曲・外旋可動域の改善を図るには

骨盤・脊柱の動きをコントロールできること
が重要となって参ります!
(写真引用元:中村隆一 他.基礎運動学 第6版. P.281)

そのために必要なアプローチ方法は、
こちらでお伝えしています。

骨盤に対するアプローチ方法

脊柱に対するアプローチ方法

そのほかの予定もご覧になりたいときは、
年間予定表をご覧ください。

参考文献
1:斉藤 秀之、加藤 浩 著.極める変形性股関節症の理学療法.2013.

2:二木 亮 他.人工股関節全置換術後の靴下着脱動作について―術後1年における着脱方法と獲得に必要な股関節可動域―.第50回日本理学療法学術大会 抄録集.42(2).2015.

3:中村隆一 他.基礎運動学 第6版.

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