肩疾患の問題解決講座

歩行分析で骨盤をみる理由と調整の仕方

歩行分析で骨盤をみる理由と調整の仕方

皆さんは歩行分析と言うとどこをみていますか?
全体をなんとなくというのもいいのですが、目的を持ってみる事は大事ですよね。
ではどこに視点を定めたらよいか。IAIRでは3つのポイントで見ています。
今回はその中の骨盤をみる理由とその周辺の調整の仕方を話していきますね。

骨盤は脊柱と股関節を結ぶ体の要にあたる部分です。
これは みなさんもご存知だと思います。
では歩行時に骨盤の動きで逸脱している動きというとどのような事が考えられるでしょうか?

「観察による歩行分析」によると
骨盤には9つの逸脱運動があるとされています。
大きく分けると
・前後傾
・回旋
・持ち上げ
・落ち込み
になります。

①骨盤の傾斜(前傾と後傾)

この骨盤の傾斜は、
「左右への速やかな重心の移動を助け、
さらに、歩行時に生じる体の上下運動を抑えてくれます。」
この前傾と後傾は前後2°程度とわずかですが、
動くべきものを動かさない、動くべきのもが動けないのは問題です。

②骨盤の回旋運動

骨盤の回旋運動は、「極端な重心の移動による体幹の左右の揺れを抑え、同時に股関節や膝に加わる衝撃を抑える働き」
があります。
また、骨盤は回旋しながら前へ進んで行く力もだしています。この時の骨盤の前方への回旋は約4°。
これまたたくさんではありませんが大切な動きです。この回旋は反対側の股関節が支点となりますので、股関節に痛みがあったり、動きが悪いと正常な回旋運動ができにくくなってきます。

③骨盤の側方移動

骨盤の持ち上げ、落ち込みとは側方移動の事ですね。
骨盤の側方移動は、「重心移動による体の横揺れを最も抑え、衝撃や負荷を効率よく分散」してくれるそうです。
例えば、右片足立ちになる間、重心は右へ移動し、その時骨盤が右へ側方移動することで、上半身の右への動揺を抑え同時に右股関節や右膝への衝撃や負荷を緩和してくれるそうです。
どれぐらい移動するかというと、約2,5cm片足立ちになる方へ移動しているそうです。
この時に働いている筋肉の一つに、お尻についている中殿筋があります。その中殿筋が弱いと骨盤の側方移動が大きくなります。

では中殿筋だけ鍛えれば解消されるかというとそうではありません。
MMT股関節外転5でも落ちている方は見られます。
となると外転筋の筋力低下だけではないのです。

では何が原因か・・・
骨盤の動きが考えられますね。
それがわかったら骨盤に直接アプローチすればいいのか。

その通りなんですが、なかなかアプローチ方法が難しい。
そこでIAIRの中で骨盤帯に対するアプローチの1つとして、
・腹部ポンピングテクニック
があります。

腹部の血流を改善する事で内臓の緊張を緩和し、
その結果脊柱の可動性の拡大、インナーマッスルの活性化が得られます。
(腹膜と脊柱の関係、神経支配の関係により)

骨盤周囲についている筋肉はインナーマッスルが多いので、
それを賦活する事によって、骨盤の動きを促すことも出来るのです。

ではどれくらい変わるか、それは体験して頂くのが一番です。
自分が変われば変わったことを受ける側にお話しできますからね。
みなさんの臨床を一歩進めるために使ってみてはいかがでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

IAIR関東
認定シニアインストラクター
理学療法士
大戸伸吾

【歩行分析のお悩みはこちら
5月12日、13日に東京都板橋区で開催致します。

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