膝疾患の問題解決講座

歩行分析で足部をみる理由と調整の仕方

歩行分析で足部をみる理由と調整の仕方

みなさんこんにちは。
体と旅の案内人こと

IAIR関東支部認定シニアインストラクターの大戸です。

皆さんは歩行分析と言うとどこをみていますか?
全体をなんとなくというのもいいのですが、目的を持ってみる事は大事ですよね。
ではどこに視点を定めたらよいか。IAIRでは3つのポイントで見ています。
今回はその中の足部をみる理由と調整の仕方を話していきますね。

 

歩行分析の見かた

歩行周期で立脚相と遊脚相がありますが、みなさんはどちらをみていますか?

私は立脚相です。

なぜかというと、立脚相の時は体重がかかりますね。
体重がかかる、つまり荷重がかかる事によって床反力を得て筋肉が促通、感覚入力されてきます。
荷重感覚がないまま歩行というのはできませんね。例えば片麻痺の方で足底感覚の低下している方は安定した立位から歩行まではなかなか移行できませんよね?皆さんも臨床現場で経験されたと思います。
人の体重を受ける部分が足部になります。細かく言えば足底です。ですので観察する大きなポイントとなるわけです。

足部の働き

また足部の働きを細かく分けると3つあります。

・ヒールロッカー(heel rocker)
・アンクルロッカー(ankle rocker)
・フォアフットロッカー(forefoot rocker)

ですね。

その中でもより重要なのが「フォアフットロッカー」です。歩行周期の31%~50%を担っています。そこでしっかり足関節の背屈がなされているかが重要です。
またその時に足関節背屈を制動する下腿三頭筋の働き(遠心性収縮)が重要になってきます。それがないと踵を床から浮かすことが困難になってくるからなんですね。踵が浮かない限り蹴りだすことは難しいですからね。
下腿三頭筋が過剰に働き過ぎてしますと前へ倒れてしまいます。そこで足関節が背屈して下腿が前方へ倒れてしまう速度を調整する役割も担ってくるのです。

 

ここまでくると「フォアフットロッカー」ってとても重要だと思いませんか?
では臨床でどうすれば促せるのか。

立方骨の調整

それは「立方骨の調整」です。

立方骨は、外側縦アーチを構成する骨の1つで、要石(=キーストーン)とされています。
外側アーチは、第5中足骨、立方骨、踵骨で形成されます。
立方骨のポジションは外側縦アーチだけでなく、内側縦アーチ、足根骨部の横アーチにも影響を及ぼします。

外側に体重をかけて立つ癖が強い場合、(特に右足に多い)必要以上に外側部に荷重がかかり、外側縦アーチは沈みます。
それが続くと、外側アーチが低下、つまり立方骨が低下します。
立方骨の低下は、楔状骨の外側への移動も誘発してしまいます。そうなると、中足骨も外側へ移動し、母指球が浮いてしまいます。扁平足を誘発してしまうことにもなります。

また歩行時のプレスイング(プッシュオフ)で、母指球荷重に蹴りにくくなります。
この歩行パターン繰り返しは、下腿~大腿の筋の緊張を引き起こし、下腿外旋を引き起こす可能性があります。
ですので立方骨を調整する事によってアーチを調整する事が出来るようになるんです。そしてフォアフットロッカーを形成できるようになってきます。

分析できて調整して変わった事を実感してみませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

IAIR関東
認定シニアインストラクター
理学療法士
大戸伸吾

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5月12日、13日に東京板橋区で開催致します。

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