触っているだけで効果が出る理由?

皆さんこんにちは。

関東支部の藤田智史です。

 

人の感覚はかなり鋭いものではありますが
https://iairkanto.jp/sensory2-04/

それは触られている側も同様かと思います。

相手に触っているだけで変化が!というのはどのようなことが考えられるのでしょうか?

受容器の存在による因子もありますが何が力を伝えてくれるのでしょうか?

 

結合組織の構成要素から見た要因を考えてみましょう。

 

結合組織は線維、細胞、基質という基本的な構成要素からなる。
~中略~
組織の特徴は、細胞がばらばらに散在し、細胞間には多量の基質が存在することである。
この細胞間を埋める無定形基質は線維を多量に含む。これらの線維にはコラーゲン線維(腰原線維)、
エラスチン線維(弾性線維)、細網線維などがある。
~中略~
基質に含まれる水分は、毛細管と細胞間の代謝産物やガス、電解質の拡散のために重要である。
この水分含有は、結合組織全体の緊張に影響し、また伸張に対する感受性に影響を及ぼす。

1)より一部抜粋

2)より

図の白い部分は基質であり、水分が含まれている部分ですね。

上記文献に
”この水分含有は、結合組織全体の緊張に影響し、また伸張に対する感受性に影響を及ぼす。”

とありますが、水は圧縮できないの圧力が加わったりすると

結合組織のほかの構成要素である線維や細胞にも力が加わると考えられこのため

基質の水分含有が伸張に対する感受性に影響を及ぼすのではないかと考えられます。

また、図のように基質に囲まれるようにコラーゲン線維やエラスチン線維、その他細胞が
あるため皮膚に軽く圧力がかかるだけで基質に含まれる水分を通してこれらに化学的な反応
など起こってきます。

触った時点で”毛細管と細胞間の代謝産物やガス、電解質の拡散”などの反応が
起こり始めている可能性があるわけですね。

さらに真皮や皮下にはこれらの受容器もあります。

3)より

どのように相手の身体を持ち上げるかという事にもつながりますが

ただ触っているだけに見えるような状態でも狙いがあって行われていることは
身体にとっては大きな変化が起こっているのかもしれませんね。

もしかしたら私たちが思っているよりもずっと小さい力で組織には介入ができるのかもしれませんね。

(もちろんただ考えなしに触っているだけでは意味がないですよ(^_^;) )

 

参考、引用文献・画像

1))竹井 仁 ら編:系統別・治療手技の展開 改訂第3版  協同医書出版社 – 2014/10/7
2) トーマス・マイヤース著:アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版  医学書院 2016/5/30
3) Luigi Stecco・Carla Stecco 原著:内部機能障害への筋膜マニピュレーション 理論編 医歯薬出版 2017/2/22

 

 

 

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