基本動作分析から見る体幹の問題に対する触診・臨床的評価と解釈・アプローチ法

スクワットはハムストリングスを鍛える!?

FROM:藤田智史

皆様、メリークリスマス!

 

先日、勤務先でクリスマス会があり、服の中にタオルを入れるなどしてよりそれっぽくごまかしながらとある格好をしました(笑)

 

 お子さんにもうけてもらえたようで、安心しました(^^

 

今回は、【スクワット】ということでお伝えしていきたいと思います。

 

スクワットはどこを鍛えるのですか?

 

と聞かれたら、どこと答えるでしょうか…?

 

大腿四頭筋? そして体幹も一緒に?

 

 

私は学生の頃実習地で、スクワットをする時に膝をつま先から前に出すと膝への負担が大きくなる。

その状態で行うと、大腿四頭筋だけでなくハムストリングスの強化にもなる。と教えて頂いたことがあります。

 

その当時はなぜハムストリングスが働くのかよくわからず、主動作筋が働く際に拮抗筋の安定性も必要というようなあいまいな答えを出していた気がします。

 

この動作は、ここを鍛えるというような暗記するような形で物を覚えようとしていたため、これはこうなる!と決めつけて考えようとしていた面もあったと思います。

 

 では、スクワットはどこを鍛えるのか?

神経的な要素もあるとは思いますが、身体質量と関節モーメントから見ていきたいと思います。

 

 (今回は分かりやすく上半身質量中心(重心位置)を目安に考えていきたいと思いますが、実際には膝では大腿部の質量もかかわってくるので若干の変化はあります。)

 

スクワット

 

このような場合、

上半身質量中心は股関節の直上、膝関節の後方にあります。

(重心位置が後方の場合)

このため、股関節への負担は少なく、膝関節へは伸展モーメント、大腿四頭筋の筋活動の向上が起こります。

 

この動き方は着座やしゃがみ込む際などに膝前面に負担の大きい動きにもなり、膝中心に頑張ってしまうことになります。

 

 スクワット1

このような場合

上半身質量中心は股関節の前方、膝関節の直上を通ることになります。

(重心位置が前方の場合)

このため、股関節へのモーメントの距離が長くなり、ハムストリングや大臀筋の張力が必要になり、膝への負担は少なくなってきます。

 

前方に重量を増加させればさらに重心は前に行く事になります。

 

注意点として大腿四頭筋の力で骨盤の前傾位を強くしてしまうと、前方重心でも大腿四頭筋の張力は大きくなる場合もあります。

 

どこを鍛えたいのか?

 

その点を考えながら、またどこの部分がきついかを聞きながら行っていただくといいと思います。

 

いかがでしょうか?すべてが重心とモーメントで片付くわけではありませんが、1つの指標としていただければ幸いです。

 

 

追伸1:
脊柱が円背であれば重心位置は後方位になりやすく、さらに足関節背屈制限があれば前方に重心も移しにくいですよね。そういった点もかかわってきますし、立ち座りの際にも応用できると思います。

 

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