From:IAIR-GM 齋藤 信
またこんな表現をすると怒られそうだが、あえて言おう。
あなたのリハビリ科で提供している主力商品とは一体なんだろう?
おそらく、考えた事がないのでは?
僕のリハドラ記事を読んでくれている人達は、
リハビリ科の管理職。
あるいは、訪問や通所リハの経営に携わっている療法士。
最初は……
- 「え? リハビリは売り物じゃネエよ!」
- 「医療や福祉をビジネスで語るなよ!」
- 「は? ワケわかんねー事言ってないでリハビリの話しろや!」
等々、言われてきたものだが、
訪問や通所サービスの経営をしているなら、
分かってくれていると期待して話してしまおう。
なぜなら、業績を上げる事の重要性を身に沁みて理解しているだろうから。
そう、ドラッカーも
「主力商品とその他の商品の違いを経営者がどう認識しているかで業績が変わる」
といった意味の言葉を残している。
だが、実際には、
リハビリは商品でもあり、サービスでもある。
なので、このリハビリというものを、《商品》と《サービス》に分けて考えるのを最初の一歩と思ってほしい。
リハビリはサービス業に分類されるため、商品という認識を持っていない人が多い。
これがその理由だ。
とはいえ、商品として考えるにあたって、指標がなければ考える事すらできないだろう。
なので、いくつかポイントを紹介しよう。
【現在の主力商品の見分け方】
□ 患者さん、利用者さんから最も要望の多い内容は何か?
□ 最もかかる経費が少ない内容は何か?(ヒト・モノ・カネ)
□ 改善の余地がない明らかな問題をかかえていないか?
□ 患者さんや利用者さんがそれを選ぶにあたりかかる経費が少ないか?
□ アプローチが多岐にわたり、患者さんや利用者さんの選択を迷わせていないか?
などだ。
経営者視点をもつ読者諸氏でも、
主力商品ではなく、《思い入れの強い商品》を選択しがちだ。
経営に携わるなら、一度自分自身の軸を見直し、
高い視点から今の自分のリハ科を見つめ直してみてはどうだろう?
強みという曖昧な結果ではなく、
業績に関わってくることを約束しよう。
IAIR グランドマネジャー 齋藤 信
追伸 1
リハ科全体の底上げのためにも、
まずは部下をキーマンに育てたい?
だったらこの方法を試してみては?
http://otjyuku.net/immt/?page_id=46
追伸 2
新人を肩疾患の専門家にしたい?
だったらまず、結果が出るアプローチをさせてみては?
追伸 3
先週のリハドラはコチラ!
『マニュアル化しただけではうまくいかない』(★☆☆☆☆)
『仕事ばかり増えて給料が増えないの罠』(★★☆☆☆)
『作業療法士の強みはなんですか?』(★★★★★)
『宝の持ち腐れ』(★★★★☆)
『できて当然という落とし穴』(★★★☆☆)
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