FROM:IAIR-GM 齋藤 信
仕事をしているなかで、
どうにか出来そうだけど、今はちょっと……
な事態に直面する事ってありますよね。
そこで多くのスタッフや、管理職までも、
ある言葉をつぶやいてしまいます。
「まあ、仕方ないか」
確かに、理由は様々でしょう。
- ・時間がない
- ・優先したい事がある
- ・そんなに問題なのか疑問
あげてみればキリがないですね。
ですが、同時に《仕方ない》で済ませた事で、
大きな問題に発展してしまった事はありませんか?
ピンとこない?
では、みなさんご存知のハインリッヒの法則はどうですか?
1:29:300=死亡事故:事故:ヒヤリ・ハット

(画像:Wikipediaより)
書いてますか?
ヒヤリハット報告書?
医療や福祉に携わり、ヒヤリハット報告書の存在を知らない人がいたら
そりゃあモグリですよ。
どんなに些細なことでも、
気になった事は共有する。
あるいは、改善する。
これは何も医療や福祉に限った事ではなく、
職場の管理や経営でも言える事です。
・外来のすぐ近くの病棟職員の言葉遣いが荒れているように外来患者さんに見えるのでは?
・書類の訂正印が適当に押されていて誰の物か判別つかない。
・二重線での誤記入訂正が徹底されていない。
とヒヤリハット報告書を出してみたら、
《それはリスクマネジメント委員会で行うべき問題ではない》
と蹴られた事もありましたが、
これらによって、クレームが来たり、監査での指導対象になったら
バカみたいじゃないですか。
当然のことなんだからそれぞれに任せる、とか……
ある程度の無駄は仕方ない、とか……
それは必要悪だよ、とか……
そういった《当然の無駄》という思考は、
危険ですよ。
ただでさえ、医療や福祉の現場では、
《そのままでいい》という安定志向に陥りやすい
人が集まっています。
余計な仕事をしたくないと、
本来改善するべき無駄なプロセスを
《そのままでいい》としてしまいながら、
ストレスフルな職場環境に愚痴をこぼしているんですから。
ドラッカーも、《あって当然の無駄はこの世にはない》、
といった意味の言葉をのこしています。
そして、《弱みを機会に変えることができる》、
とも言っています。
今一度、《まあ、仕方ないか》と思い込んでいる業務がないか、
そう思い込んでいるスタッフがいないか、
チェックしてみてくださいね。
それが180度変われば、
仕事がもっと楽で、楽しくなり、
定時で帰れるようになりますよ。
IAIR グランドマネジャー 齋藤 信
追伸 1
今週末、業務改善のための手順を教授します。
業務分析&改善マスターになりたいかたはコチラ
http://otjyuku.net/immt/?page_id=46
追伸 2
好評のうちに幕となった、2014年9月の
『脳と学習のメカニズムを集団療法に取り入れる法』
報告を是非ご覧くださいね。
追伸 3
先週のリハドラはコチラ!
『診療報酬改訂は怖い?』 → https://iairkanto.jp/?p=574
『弁当男子=倹約家で家庭的?』 → https://iairkanto.jp/?p=595
『大きなお世話』 → https://iairkanto.jp/?p=630
『リハビリの魅力を語れますか?』 → https://iairkanto.jp/?p=645
『チャンスを与えない人もいる』 → https://iairkanto.jp/?p=651
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