管理職養成12回コース

関節モビライゼーションのコツ~上腕骨頭に対して~

皆さんこんにちは。

関東支部の藤田智史です。

前回は、肩甲上神経についてでした。

肩甲上神経の走行・支配筋・知覚領域知ってますか?~バレーボール選手の棘下筋麻痺~

今回は、上腕骨頭に対しての関節モビライゼーションのコツの1つをお伝えいたします。

 

関節モビライゼーション

 滑り、転がり、軸回旋・・・

力の強さや方向など意識するものはいくつかありますが、

関節面の形状と、どの方向に動かすかということは必ず把握していなければなりません。

上腕骨頭を動かすためには、肩甲骨の関節窩の位置を把握する必要がありますね。

 

肩甲上腕関節での肩甲骨に対する上腕骨頭の動き

下垂位ではイメージしやすいですが、挙上角度が変化するにつれて
肩甲骨の上方回旋などの動きが加わるため、肩甲骨の角度が変化してきます。

1)より

 

肩関節の屈曲や外転によって関節窩の向く方向が変わってしまうため、

単純に下方や後方に動かすといったことでは
正確に関節面に沿って動かしていることにはなりません。

肩甲骨の角度が変化したときに、ある程度正確に関節窩の方向を捉えられるでしょうか?

 

肩甲骨の角度が変わっても関節窩の向きを把握するコツ

この2つの図を参考にしていただくと、ある部分がヒントになってきます。

2)より一部改変 1)より

 

それは・・・

 

肩甲棘です!

 

前額面、水平面ともに肩甲棘と関節窩のなす角度は直角に近い位置関係になっています。
(完全に直角ではないですが…)

ですので、肩甲棘を触知しながらおおよその目安として、直角の方向に関節窩を
イメージして動かすことで上腕骨頭を目的の方向に動かしやすくなります。

(個体差があるため、微調整する必要があることもあります。)

 

肩甲上腕関節の動きが悪いからといって、ただ上腕骨頭を動かしても
関節窩の向きが分からなければ、意味のないものになってしまいますね。

 

おまけ

個人的な経験では、ROM制限が(肩甲上腕関節に問題がある場合)

・屈曲90°以下の場合は上腕骨頭は後方に動かないことが多い。

・屈曲90°以上の場合は上腕骨頭は下包に動かないことが多い。

上記のような印象を受けます。

 

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参考、引用文献・画像

1)J.Castaing ら著:関節・運動器の機能解剖_上肢・脊柱編 協同医書出版社  1986

2)Visible Body Muscle Premium

お読みいただきありがとうございました!

IAIR 関東支部
認定インストラクター
藤田 智史

 

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