管理職養成12回コース

怒られた!辞めます!の謎【臨床共育マネジメント】(22)

From:IAIR副会長 齋藤 信

 

「もういいです。だったら辞めます!」
「はぁ?何でちょっと指摘しただけで辞めるとか言うわけ??」

 

最近、新人に対して腫れ物に触るような新人教育をしている現場が増えたようですね。
でもね、それだけじゃ何も解決しないんですよ。

実際にそんな指導をして、その新人さんは現場に定着しましたか?
いち職員として同じ目的に向かってリハビリを行う仲間になりましたか?

新人さんは安心して間違いが犯せない現場で疲弊している。
確かに僕は以前そう言いました。

実はこの二つの根っこは同じなんです。

 

◆ 新人さんを疲弊させる原因はたった一つ

二つの根っこ……それは「説明不足」です。
たったこれだけです。
たかが説明、されど説明。
過不足ない説明が出来ていない事が最大の原因なんです。
騙されたと思って、思い出してみてください。
これまで辞めていったスタッフとの会話の内容を。
指導をどのくらいしてきたのかを。

 

◆ 自己中心座標で考えてはダメ

まあ、でも、多くの療法士はプライドだけは中途半端に高いですからね。
中途半端なプライドだけじゃメシは食えません。メーターを振り切る位のプライドを持ってないとね。
おっと、話が逸れました。
プライドが邪魔して説明しなかったとか、過去の失敗に蓋をしたいから美しい思い出しか思い出さないとかするな、って話です。
それって、療法士が一番持ってちゃいけない認知面、自己中心座標での行動ですよね。
なので、環境中心座標で第三者的に状況を思い出してみましょう。

 

◆ 何もかもが「足りない」臨床現場

既に色々思い当たる事が出ている事でしょう。
でも、ここで「だって指導をの時間がないし」って無いものねだりしない。
法人に所属している限り、療法士はルールを作る側にはなれません。
思考停止してないで、ルールの中で何ができるのか、ルールが変わった時にどう対処するのか、それらも含めて現場の調整をする。足りないなら、どうすれば「足りる」のかを具体的にしていきましょう。

 

◆ 新人教育を効果的にし、職員定着率を上げる方法

さあ、具体的になってくると、いかに説明不足だったのかがわかったでしょう。
なにせ、あなた自身が自身の業務に対して具体的な説明ができるだけの準備も理解も出来ていない事が具体的になったのですから。
それでは、新人教育なんて出来るわけが無い。
ここまで僕の話を聴いているのですから、あなたはきっと管理職なのでしょう。
あなたが、今からするべき、新人教育を効果的なものに変え、職員定着率をアップさせるたった一つの行動をお伝えして終わりにします。

「あなたのリハ科の全ての業務を書き出す事」

これが第一歩であり、全てです。
その業務がなぜ必要なのか?
目的はどこにあるのか?
それを行う事でどんな効果を期待しているのか?
あなたが思っているより、新人さんは頭が良いです。
ゆとり世代だ、悟り世代だと揶揄されながらも、自分自身の現状を知っており、自身が価値を感じる事以外にはエネルギーを掛けないという処世術を身につけた世代なのです。

精神論で新人さんは動きません。
ですが、情熱のある人に新人さんは感情が動かされます。

無目的でやる気が無さそうで、偉そうにしているだけの先輩のいう事なんて、誰もききませんよ。

IAIR副会長 臨床共育メンター® 齋藤信
IAIR 副会長 協会理事

臨床共育メンター 齋藤 信

追伸

はい……結局、7月1日の公開に全く間に合わなかったという。
何を準備していた……って「マネジメントセミナー」の完全動画化。
公開可能なものから出せよって~言うなら出しちゃいます。
どうしてもそのページを知りたいという方は、齋藤までメールをくださいませ。
個別にお伝えさせていただきます!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。