管理職養成12回コース

ソフトウェアを大事にしないと潰れる!【臨床共育マネジメント】(21)

From:IAIR副会長 齋藤 信

 

IAIRの認定講座を受講した方は既に聞いたことがあるでしょう。

「ソフト」と「ハード」

もちろん柔らかい、硬いの違いじゃありませんよ。

「ソフトウェア」と「ハードウェア」です。

齋藤さん、最近の人はパソコンを使わないからわかりませんよ!

って言われたことがありますが、そうなんですか??

 

って、妻に聞いてみても、若い人はスマホは持っているけど、PCは持ってないよ、って……そうなんだ……

 

え~と、「ソフトウェア=アプリ」で、「ハードウェア=スマホ本体」です。

 

◆ 本当にそれでいいのか?

いや、いやいやいや、ちょっと待て。

そうかもしれないけど、療法士がそれじゃダメだろ!

なんでもかんでもスマホだけで済ますって、どうなのよ??

とか思いましたが、ある意味限定された条件下で自分の能力とアイデア、アプリを駆使して、PCに近い使い方をする猛者がいるなら、ある意味「ソフトウェア」の勝利ですね。

おっと、少し話を戻すと、ソフトとハードを療法士に例えて説明しているのが、IAIR認定講座B-class TuneUp講座でしたね。

 

◆ ソフトとハードでどちらが大事?

療法士自身=ハード=パソコン本体=スマホ本体。

テクニック=ソフト=ワードなど=アプリ。

テクニックをいくら学んでも結果が出せないのは、療法士自身の身体が出来ていないから。

WindowsXPで最新のWord2016やExcel2016、Office365が動かないように、旧式のiPhone5でiPhone7専用のアプリが動かないように、テクニックが使いこなせる最低限の身のこなしが出来なければ、療法士がいくらテクニックを使おうとリハビリで結果が出せないのは道理です。逆に、身体をしっかり整え、技術の研鑽も欠かさない人なら、一箇所のアプローチをしたら、全身が変わるという体験すらしています。

ね、あなたのハードが心配になってきたでしょ!

でも、壮大な前置きはここまで。ことマネジメントにおいては、言葉が逆になります。

 

◆ マネジメントでは言葉の意味が変わる?

正確には逆ではないかもしれませんが、組織運営やリハ科の経営、建物そのもの、運用をスムーズにするマニュアル……この辺が「ハード」になります。

そして、「ソフト」は人そのものです。

人ってのは、文字通り「ソフト」で、どんな形にもなれば、良い効果も悪い効果も、全て作り出せる。何でも屋な人のおかげで、組織経営の結果が180度変わると言っても過言ではありません。

ハードの部分は別な言葉一言で言えば「ルール」。変更されれる場合もありますが、基本的には変わらない。

だからこそ、ルールのなかで目的に応じたパフォーマンスを期待されて集められた「人」が職員であり、あなた自身です。

どんなにいいルールを作っても、建物を作っても、効果な機器を入れたとしても、結局使うのは「人」です。人が成っちゃいなければ、ハードが無価値になります。

管理職のあなたなら、頑張って作った最高のマニュアルがスタッフ達に不評、しかも、公然とマニュアル外のやり方をしている……なんて経験があるでしょう。

まさにコレです。

 

◆ マニュアルが上手く運用されない理油?

ではなぜ、うまくいかないのか?

ソフトウェアが大事にされていない……つまりメンテナンスが行き届いていない……転じて、人的資源のケアをあなたがしていなかった、って事です。

  • あなたは部下の誕生日を覚えてますか?
  • 結婚記念日は?
  • お子さんの年齢やイベント事は?

ちょっとした気遣い一つで、人は変わります。

人は誰でも大事にされていたいものです。

どんなに理知的な人でも、不信から疑心暗鬼に至れば、反旗を翻します。

それが、論理破綻しても、自分にとって不利益でも、患者さんに迷惑がかかっても、裏切ります!

まあ、先に何かのきっかけであなたが裏切っていたのでしょうから、仕方ないです。

でも、先に言ったように、ケアを欠かさなければいいんです。

組織の中の人はデリケートなソフトウェアです。

あなたが見せた気遣いは、時間をかけて作った最高のマニュアルを凌駕します。

組織を永続させたいなら、人をみましょう。

IAIR副会長 臨床共育メンター® 齋藤信
IAIR副会長 協会理事

臨床共育メンター 齋藤 信

追伸

さて、僕が最近マネジメントセミナーをせず、過去のマネジメント動画を引っ張り出しているのには、理由があります。

その理由を近日公開いたします!詳細は7月1日のIAIRメルマガ特別版の配信をおまちください!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。
IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。
2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。
より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。