管理職養成12回コース

なんでそれを繰り返すかな~(怒)ヤメられない謎!【臨床共育マネジメント】(20)

なんでそれを繰り返すかな~(怒)ヤメられない謎!【臨床共育マネジメント】(20)

From:IAIR副会長 齋藤 信

 

「ちょっと! なんでそれをそこに置いておくの!」

「あ、後で移動しようと思って……」

「そうじゃないでしょ! そこに置いちゃダメな理由があるからダメなの!」

「はあ……(そんなこと言ったって、後でも同じじゃん。暇ないし、優先順位低いし)」

 

あなたの現場でも、こんなやり取りがされているのでは?

院内……と言うより、医療のなかではやっちゃイケナイ事って、たくさんありますよね。

例えば……

  • 床に膝をつかない。
  • 床から30cmに手を下げない。
  • ダンボールはテーブルの高さ以下にしか置かない。

などなど。

思い当たった方はきっと感染対策委員会に参加したことがある方でしょう。

病院指導でも毎回確認され、指導される対象ですね。

病院指導前にリハ室の倉庫の片付けをするなか、ダンボールの移動をするなど……まだまだ時代遅れな特別な日対応をしているところはあるのかな?

さすがに無いと言って欲しいところですね。

 

◆ 新人さんは効率重視?

ですが、冒頭での会話にあるように、特に効率重視の今時新人さんは、ルールに納得がいかない限り効率を重視する傾向があります。

説明が足りないっちゃそうですが、そもそも学校で学んだ程度、実習施設で学んだ程度で、医療業界独自の視点やそれを持つべき理由が分かっているワケがないんです。

ちゃんとイチから教えてあげましょうよ。

 

◆ 教えても、理解しててもやらないを選択する理由?

でも、それでも、何故かエラーを繰り返してしまう場合があります。

ルールを教えた、内容もそれをする理由も理解している……

では一体全体、何が原因なのでしょう??

 

一つ思い当たるのが、環境が整っていないこと。

今回話題にした「ダンボール」や会話の「それ」のように物理的な物であれば……しまう場所、処理する場所、仮置きの場所がないことで、新人がエラーを恐れて別なエラーをしてしまうんです。

もちろん、物に限ったことではありません。

判断のつかない全ての物事で、新人さんは同じ判断をしてしまうのです!

 

◆ 安心して間違いを犯せない環境は職場としてNG!

以前にもお話ししましたが、今や新人さんには辛い時代です。

職場環境が整っていないのにエラーを許されない職場ばかりなんです。

新人さんはエラーをしたくてしているわけではありません。

より傷の浅いエラーを選択せざるを得ない状況にいただけなんです。

 

今回の話を聞いて、そこまで新人さんに優しくしなきゃダメなの?とか思ったのなら、大きな勘違いです。

  • 新人さんに優しいのではなく、既存スタッフに優しいんです。
  • 新人さんが迷わない仕組みがあるということは、既存スタッフが迷わないということです。
  • 新人さんがエラーをしないということは、既存スタッフもエラーをしないということなんです。

新人さんが困らない職場環境が整えば、例え急遽スタッフが辞めたとしても、途中入社のスタッフがすぐに仕事が覚えられ、すぐ業務が安定するのです。

 

◆ あなたの職場に仕組みはあるか?

改めて、今のあなたの職場環境はどのような状況でしょうか?

仕組みで仕事ができるよう、整っていますか?

 


IAIR副会長 協会理事

臨床共育メンター 齋藤 信

追伸

さて、準備がなかなか進んでおりませんが……

これまで行ってきたマネジメント講義のビデオコンテンツ化をしております。

全12講義中、7講義まで編集完了。数年越しになってますが、全て公開します。

オープンまでもう少しだけ、お時間をくださいませ!

 

追伸 2 アンケートにご協力ください!

あなたの職場にマニュアル(仕組み)はありますか?

 

 
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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。