管理職養成12回コース

2001年4月10日、新人OT齋藤信くんへ

「今日はもういいから、とにかく学校に確認しなさい!」

東北某県の精神科病院……
数年来、ようやくOTの入職。

それが僕……齋藤だった。

 

(うわ!すごい期待されてる!)

 

当時、疑うことを知らなかった僕は、
素直に看護部長の言葉に、喜んでいた。

だが、期待されていたのは、
僕ではなく、僕がOTの資格を手に入れて、

2時間220点×25人×3単位(平成13年/2001年当時)
つまり、1日最大16万5千円の診療報酬だった。

 

1年目はそれに気づかなかった。
仕事を覚えるので精一杯。

2年目はスタッフの不満を聞かされ、
「大変ね」と言われるも、その意味がわからなかった。

少しずつOTらしきことができはじめたが故に、
診療報酬請求の不正に加担していた事実を知り、
3年目、僕はキレた。

 

前置きが長いですね。

しかも、暗い!

 

今の言葉で言う、ブラック企業な精神科病院に勤めてしまった
IAIR副会長、臨床共育メンターの齋藤信です。

 

先のエピソードは、僕の経験した事実です。

 

でもね、当時の僕に言いたい。

「それ、お前の勉強不足だよ!」

当時は正直、怒り狂いました。

医療やリハビリのメンタルクラッシャーぶりに、
絶望しました。

でも、今だから言えます。

「ちゃんと勉強しておけば、失敗しなかった」

20代の僕は、無知だったんです。

 

当時は地方だったこともあり、
大きな勉強会などなく、
教科書頼り。

仲間もいない。

2001年ですから、
ネットだって、ブログが登場する前の話です。

mixiだってツイッターだってなかった。

インターネットはマニアックな人や
プロフェッショナルな人の為のものだった時代、
結局駆け込み、泣きついたのは母校でした。

 

あの時、大人になって初めて人前で泣きました。

車の中で、一人になったら、
一生分の涙が出たんじゃないかってくらい、
泣きました。

辛かったんじゃない。

悔しくて、悔しくて、悔しくて、
涙が溢れ続けました。

 

今思えば、臨床教育に関わろう、
同じ思いをしてほしくない!
そう思うようになったきっかけでした。

 

のっけからキッツイ話でしたね。

 

でも、今も思いは変わりません。

これを読んでくれている新人さんに、
同じ思いをして欲しくない。

だから、臨床教育をCHENGEします。

でも、僕一人ではできないんです。
辛い、きつい、苦しいって思いを
して欲しくないから……

一人でも多くの同じ思いを持つ仲間を探しています。

 

国家試験に合格して、
1年、2年はあっという間。

僕みたいに、鬱になりかけたり、
不正を働くような上司にメンタルを破壊されては、
時間的にも、精神的にも、才能的にも損失です。

 

今は、ネットで情報が溢れています。

僕の新人時代にはなかった、仲間とつながれる
チャンスに溢れています。

あなたの才能を浪費しないでくださいね。

あなたが何の為に療法士になったのか、
療法士の資格を取り得たのか……

 

全てはあなたに才能があったからだと
僕は信じています。

たとえ、あなたが信じられなくても……

IAIR副会長 臨床共育メンター® 齋藤信
IAIR副会長 齋藤 信

追伸:2003年10月15日の僕へ。

あと、8年頑張れ。2011年には凄い仲間と、IAIRを創ったんだよ。
君も最初にこの講義を受けたじゃないか。
精神科上がりなのに、よくもまあ仙腸関節なんか触れたもんだ。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。
IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。
2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。
より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。