第三回IAIR学術大会10/28.29

安心して失敗できない職場で行うべき5つのチェック【目考!リハ科経営塾】(89)

間違っていいよ 目考!リハ科経営塾_89

 

From:IAIR-GM 齋藤 信

 

土曜日は、リハ科の経営について考えるコラム。

 

目考!リハ科経営塾です。

先週は「サービスの質」について話をしました。

 

あなたのリハ科の機能とクオリティを分析しましたか?

クオリティについて誤解していた人もいるのではないでしょうか?

 

もし、分析がまだだと言うなら、先週のコラムを振り返ってくださいね。

 

前回のコラム

クオリティの高いリハビリテーションとは?

http://saito-makoto.jp/saito20160827/

 

 

 

さて、今回は「エラー」です。

 

リスクマネジメント委員会に出たことがあるなら、「人はミスをする生き物」という言葉を聞いたのではないでしょうか?

俗にいう、「性善説」と「性悪説」。その「性悪説」で成り立っているのが医療なのです。

 

ま、だから僕は「夢を語ろう」と言っているんですけどね。

 

もっと正確に言えば、性善説と性悪説の二極論争をすることが目的ではなく、中庸。

それぞれの良いところを活用して医療業界を摩擦の少ない臨床現場に変えていきたいワケです。

 

でも、まずはみなさんにとって身近な事から始めるとします。

それが「エラー

人が人として行動すると、必ずしてしまうのが、間違いです。

 

 

◆間違いは悪なのか? 

でも、間違いって、本当に悪者なのでしょうか?

 

そりゃあ、人の命がかかっている時にミスやエラーは、文字通り命取りになります。

これから先のその人の人生の一端に責任を持つのが医療ですからね。

可能性を閉ざしたことで、永遠に責任を持ち続けたくは無いでしょう。

 

だから、間違わないよう、事例を集めていくことで重大事故を未然に防ごうとするんですよね。

ヒヤリハットの価値、ハインリッヒの法則の意味……十分わかっていることでしょう。

 

って、あれれ?

ヒヤリハットに価値があるんですから、間違ったり、間違いそうになって危ういと感じた瞬間を記録し集めることは推奨されてますね。

じゃあ、間違うことって悪者にはならない??

 

「え? あ……うん? そうかも……」

 

とか流されそうになりました?

確かに少しモヤっとしますよね。

なぜなんでしょう??

 

 

◆ 悪者になるのは個人特に若者

ヒヤリハットを多く集めることで、医療事故が減る。

でも、ヒヤリハットが沢山あることで、ズサンな現場、統制のとれてない現場と思われてしまう。

そんな葛藤があるのかな?

 

一応、リスクマネジメント委員会発信ではそういったものではない! と言ってくれています。

ですが、実際にはヒヤリハットや間違いを犯した人に対してのプレッシャーといったら、そりゃあヒドイものがありますね。

お陰様で、若手療法士や学生さんなんかは、萎縮しながら毎日の臨床現場にいるのが現状です。

 

実はそれって、今の若者に共通している話題でもあるんです。

 

 

◆キーワードは「間違いを犯せない○○」

現在の若者たちは、間違いを犯すことが許されない社会に生きている、と言われています。

理由はシンプル。

「忙しい」から。

二三歩踏み込むなら……

忙しい→人員不足→資金不足→不景気→現在の利益を守る→新しいことをしない→エラー防止策の積み重ね→仕組みの複雑化→忙しい→人員が不足する→エラーが増える→エラー防止策の積み重ねに戻る。

で、ループしちゃうんですよ。

 

不景気になるとどの会社でも陥ることなんです。

もちろん、医療業界も例外ではありません。

あなたの方が身に沁みて実感していることでしょう。

 

 

◆ループ脱出の為に何をする?

間違いが犯せない職場って、どんどん仕組みが複雑化し、つまらない業務の繰り返しになります。

次第に「オレ、何やってるんだろう」と、心が擦り減ってきます。

 

さあ、そんな時にして欲しいことがあります。

もちろん、ループ脱出の手立てにもなる、シンプルな質問がたった一つだけあります。

 

目的って、なんだっけ?

 

はい。目的に帰ってきました。

先のヒヤリハットも、小さな間違い、大きな間違いも、何らかの目的があって行動した結果として生じたものです。

あらためて、目的に立ち返り、プロセスを確認してきましょう。

 

チェックポイントは5つ。

  1. 「目的」は正しいか?
  2. 何を「目標」にしていたか?
  3. 目標に合った手段を「選択」したか?
  4. 手段を実行するときに「手順」を確認したか?
  5. 実行時に「想定外」の事態が起きたか?

 

この5つのポイントをチェックすれば、間違いが起きた原因がどこにあるのかが明確になります。

3、4以外はあなたのせいにはなりません。いや……4以外は、かな。

 

4だけが、個人の問題、責任になります。

それ以外は、基本的には仕組みの問題になります。

もちろん、4の手順がマニュアルなどで定められてて、その通りにやったら間違いが生じたのであれば、責任は個人にはなくなります。

 

ん?

何をいいたいのか、って?

 

そりゃあ、もちろん……

「間違い」が起きるには、それなりの「原因」があり、必ずしも「若手」のせいじゃない。

むしろ、仕組みを作って安住している「ベテラン」が重い腰をあげろ、って話です。

 

忙しくて、大変だからこそ、仕組みを見直すことに時間を取る。

 

そうしない限り、間違いは減らず、増える一方です。

結果として、時間とお金の大きな損失につながります。

 

面倒がらず、仕組みを見直すことで、エラーに対するものの見方も変わりますよ。

「間違った? いいね~! 見直しのチャンスだよ!」

と若手を褒められる臨床現場にしていきましょう!

 

 

 

【本日のまとめ】

「間違いを許せる職場にする」

  • 忙しいのループから脱出する。
  • 目的チェックをする。
  • 間違い=見直しのチャンス。

 

 

臨床共育メンターTM齋藤信
IAIR グランドマネジャー 齋藤 信

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。