第三回IAIR学術大会10/28.29

あなたの行動が害になるとき【目考!リハ科経営塾】(60)

From:IAIR-GM 齋藤 信

乗るなら覚悟

あなたに質問です。

「10秒以内にあなたの所属する組織の理念を思い出せますか?」

10、9、8、7、6……

5、4、3……

2、1……

終了!

 

さあ、教えて下さい。

あなたの所属する組織の理念はなんですか?

 

何も難しい質問だとは思っていません。
だって、あなたが自分の三つのエネルギーを預けている先ですもの。

 

あなたは組織という船に乗っているんです。

その船の理念や基本方針、行動基準に則って、船長の指示のもと、同じ方向を向いて行動しなければ……タイタニック号の二の舞になるのは明らかです。

ただ、あまりに日常すぎて、毎日している仕事が作業になった瞬間、全てを忘れてただ動くだけの存在に成ってしまいます。

 

理念が言えたなら、きっとあなたは大丈夫。
この先を安心して読み進めてください。

ですが、理念が言語化できなかったというなら、その無責任さに愕然としてください。
怒りを覚えてもいいです。
悲しみを感じ、悔しくて、自己卑下をしてもいいです。
何も感じないより、よっぽど善い。

だって、最も拙い人とは、何も感じない人なのだから。

 

 

あらためまして、みなさんこんにちは。
IAIR グランドマネジャー 齋藤 信です。

ここまで読み進めてくれたあなたに、一つ言葉を贈りましょう。

「理念なき行動は凶器」

コレです。

 

なかなかに深い言葉だと思いませんか?

だってそうでしょう?
最近ニュースを見れば、「理念」の欠片も感じない人たちがしでかした悪い話題ばかり。
「理念」とは、将来的に……こうなっていたい、こうしていたい、世の中を変えたい、という夢を実現するための、現在の行動の目的であり、存在意義そのものなんです。

アドラーの心理学でいうところの目的論でいえば、欲望を満たそうとする行動は、欲望を満たしたいという目的があるからであって、その目的を実現するために社会不適応行動であったとしても行動してしまうといえます。

子供の虐待や一時話題にのぼっていた危険ドラッグなどもそう。

将来の夢やロマン、生きた証を残そうとする行動ではなく、現在のインスタントな目的達成を繰り返すための行動になっています。

まさに「理念なき行動は凶器」であり、むしろ目的のための行動ではなく、行動のための行動になっていますね。

 

賛否両論あるでしょうが、ひとまず今は聞きません。

 

さあ、あらためてあなたの職場に目を向けてみましょう。

 

あなたの組織の理念はなんでしたっけ?

そして、その理念にあわせた行動……あなたはできていますか?

理念も分からずに毎日職場で働いているなら、ともすればあなたの行動が凶器になっているかもしれませんよ。

 

そりゃあ、あなた自身の中にある理念や目的があるでしょう。
実現したい夢があり、その元になった感動体験を再現したいと思っているでしょう。

 

でも、ね。

その想いが強すぎて、熱過ぎれば、周囲の人たちにとって迷惑かもしれません。
大きなお世話かもしれません。
患者さんに何故かドン引きされた経験がある方なら……心当たりあるのでは?

 

独善的になることも時には必要でしょうが、自分自身を客観視できないなら、まずは組織の理念に従うべきです。
だって、組織に所属するということは、組織の理念とその先にあるビジョンの実現のために三つのエネルギー……

  • 身体的エネルギー
  • 精神的エネルギー
  • 時間的エネルギー

を預けているんですから。

 

様々文句もあるでしょう。
不平不満を並べればキリはありません。

理念もわからずに三つのエネルギーを預けているなら、ある意味そういった状況になっているのは当然の結果です。

理念を理解した時、それでも不満が残り、組織の理念と個人の理念が相容れないというなら、その職場を辞めたほうが幸せです。

患者さんに知らず知らず害になるなら、理念の合う職場を見つけることです。

三つのエネルギーを提供したくない職場にいて、嫌々働いているうちに、感情が壊れ、無感動で、何も考えない機械のような療法士になりたくないならね。

 

辞めることができないなら、組織を変えるしかないでしょう。

 

どっちを選んでもいいです。
きっと大変な道のりです。
楽して成功できることなんてありません。

もっとも、最短距離で成功するやり方は存在しますが、それにしたって楽じゃないです。

何でも願いが叶う魔法のランプや、すぐに効果が出る魔法の薬なんて、その辺に転がっているわけないじゃないですか。

 

 

グダグダ話をしてしまいました。

ひとことでまとめますか。

「行動に責任を持て」

です。

 

是非もう一度読み返してみてくださいね。
全部「責任」についてのお話ですから。

 

さてさて個人的に嫌な気持になるコラムだったかな?

ごめんなさい。わざとです。

無感情に読み流すのなら、赤信号。

不快になったなら、黄色信号で、今回の僕の意図が少なからず伝わっていると期待します。

 

とはいえ、少しだけ溜飲の下がる話もしておきましょう。

最後にあなたにこの言葉を贈ります。

「行動なき理念は無価値」

もし、理念を10秒以内に思い出し、言えたとして、その理念に即した行動が取れないでいるなら、赤信号と自覚してくださいね。

組織のせいにすることは簡単です。
ですが、同じ船に乗っている以上、理念を知っていても行動しなければ船は沈みます。
それこそ、タイタニック号のように、ね。

 

おっと、溜飲どころか組織のモチベーションまで下げちゃったかな?

ふふ。黄色信号が丁度いいかもしれませんね。

進むでもなく、止まるでもなく、微速前進、微速待機。

組織は熱しすぎても、冷えすぎてもいけない。
ぬるま湯にキープすることが最も難しいんです。

あなたがリーダーを目指すなら、一般職と同じ視点でぬるま湯を目指しちゃイケマセンよ(笑)

 

ということで、今日は「理念」と「行動」と「責任」についてお話しました。

あなたのリハ科経営の一助になれば幸いです。

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IAIR グランドマネジャー 齋藤 信

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。