管理職養成12回コース

学生をトイレに逃げ込ませる?【こんな臨床実習はイヤだ!】(03)

From:臨床実習アドバイザー 齋藤 信

トイレに逃げる

みなさん、こんにちは。

IAIR唯一の臨床実習アドバイザー齋藤信です。

新コラムシリーズ(全14回)!

「こんな臨床実習はイヤだ!」

僕がこれまで最も時間をかけて取り組んできた、臨床実習指導。

そのアドバイズをしていこうと、コラム執筆を再開です!

 

こんな臨床実習はイヤだ! 第三回!

「学生さんをトイレに逃げ込ませる」

 

トイレに行く回数がなんとなく多いな~という学生さん。

更衣室に出入りする姿を1日に何度も見かける学生さん。

もし、そんな学生さんを見かけたら、あなたはどうしますか?

 A:スタッフルームに呼び出し理由をきく。
 B:フィードバック時に理由をきく。
 C:ひとまず、アイコンタクト。

 

実は……

どれも一長一短。しかも、どれを選択しても学生さんの緊張度合いが増すだけ。

そう、ここでポイントになるのは、学生さんの「緊張」です。

 

そもそも、何が原因で、学生さんは隠れてしまうのか?

それがわからないままに、頭ごなしに指導するのは間違い!

 

確かに、客観的な事実として伝える(フィードバックする)ことは大事です。

ですが、何かの原因があって隠れて、出てきた瞬間にスタッフルームへの呼び出し。

うん、緊張が張り詰めていく音が聞こえそうです。

つまり、Aはダメ~!

ということです。

 

さあ、ではフィードバックのタイミングまで待てばいいのかといえば、それもなかなか……

というのも、基本的にフィードバック(客観的な事実伝達)はすぐに行うのが原則。

時間を置いてしまうと、何に対して指摘されているのかがぼやけてしまいます。

お子さんがいるバイザーなら、お子さんにネチネチ説教しませんよね。

その場で、シンプルに、繰り返し伝えますよね?

学生さんも一緒です。

なので、Bはビミョ~!

 

Aの即時対応とBのシンプルに繰り返しを合体させていい感じ。

ついでにいえば、感情を入れないこと。

 

最後に残ったC……これを選択した人も多いのかな?

実は最もダメダメ~な対応です。

最も恐怖を与えるやり方です。

きっと、学生さんにはバイザーが睨んでいるように見えています。

鬼の形相でね。

 

 

学生さんの被害的な受け取り方なのですが、そうさせたあなたに原因があるのかもしれません。

 

 

え?なんで?

これまではこのやり方で十分だったし、私だってそうやって育てられたわ!

 

じゃないです!

 

世代が違うことで、レッテルを貼って対応しがちです。

ゆとり世代がやってきたことで、僕自身も学生さんが受けてきた教育や成長過程に問題ありと思っていましたが、違いました。

 

そうではなく、バイザーが世代にあわせて指導のパターンを変えなきゃイカンのです。

 

ゆとり世代はやる気がなくて、モチベーションが低い。

覇気がなくて療法士になれるのか?

 

違います。

 

ゆとり世代は、臨床実習や学校の勉強で、自分の趣味のように情熱を傾けられないでいるだけなんです。

 

臨床実習が怖い、やらなきゃいけない、のような恐れと義務でやってしまえば、あなただってモチベーションが下がりますよね。

臨床実習は、学生さんの趣味活動でしている何かのように、やっていると時間も忘れて楽しくなるような……そんな情熱を傾けられるものだったら、やる気もモチベーションも覇気も出てきます。

 

というように、学生さんに恐れを抱かせてトイレに逃げ込ませるのではなく、学生さんの世代にあわせたアプローチを考えて、実践していきましょう!

 

ということで、今日の変なバイザーは、「素で恐怖政治しちゃってるバイザー」でした。

ちょっとでも心当たりのある方は、気をつけてくださいね!

 

全ては、学生さんが次世代を担う療法士に成長するため!

そのためにも、今バイザーをしている僕らの世代が変わらなきゃ!

臨床実習は面倒な時間じゃない。

学生さんの未来を作る、奇跡の時間なんです!

そのためにも、僕は走り続けます。

みなさん、一緒に臨床実習を最高の学び場にしてきましょう!

エンタメプレゼン齋藤信
臨床実習アドバイザー(TM) 齋藤 信

追伸

僕のノウハウをお伝えしたバイザーさん達から面白い報告が上がってきています。

「動作分析が苦手だった学生さん。考えることが楽しい!と言って実習を終えていきました」

「実習後の学内発表で、学生さんが大好評をいただいたと報告がきました」

おおっと!

これは嬉しいですね~

僕が同じノウハウを伝えた学生さんは、就職した時に、「これ、齋藤さんに教えてもらったんですよ」と、今も日常的に使ってくれていて、嬉しくなったものです。

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。