管理職養成12回コース

今、作業療法士にできること。

FROM:齋藤信

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あなたは、患者さんの身体機能が低下に対して、何をなさってますか?

 

もしかして、身体アプローチが苦手だからって、避けていませんか?

 

実は先日、とある精神科のOTさんから相談を受けました。

 

精神科だけど、運動器リハを始めたい。

 

なかなか考えてらっしゃる。

素晴らしいですね。

 

実際、その病院さんでも、患者さんの身体機能の低下が顕著で、精神科作業療法の対象となる患者さんが激減してしまったそうです。

 

長期入院患者さんを多く抱える病院さんのジレンマですね。

僕に相談してくれた方は、これらの事に悩んでおりました。

shutterstock_140613973-2 ・最近の流れである地域へ帰すアプローチができない。
 ・そもそも対象になる患者さんがいない。
 ・でも時流に遅れたくない。
 ・だから地域支援の勉強に熱を入れる。
 ・同じ悩みを持つ同士で集まり、お互いの状況が同じで安心する。
 ・身体機能の低下は薬と高齢化だから仕方ないと思っている。
 ・結果、患者さんの機能低下に歯止めがきかない。

 

きっと、あなたも心当たりがありますよね?

 

確かに、焦ります。

 

余裕のある病院さんは、どんどん地域支援に乗り出しているのに、自分の病院では何も出来ないとか。

 

僕が以前いた病院でも

『ここでは作業療法ができない』

『退院支援に関わりたい』

という方がいて、彼らは結局去っていくことになっちゃいました。

 

しかも、その後に入職希望の方は、退院支援の流れができていない事が決め手で他の病院を選んだようですし。

 

こうなると、本当に焦りますよね。

 

ただ、落ち着いて考えてほしいのですが、あなたの所属している病院のタイプが何なのかですよね。

 

退院支援が協会や業界の推していることであっても、それが出来る病院と出来ない病院って、確実に存在します。

 

患者さんの層がそれを許さない現実がありますよね。

そこで、目の前の患者さんが抱える問題を放り出して、あなたの焦りを解消するための勉強に逃げてていいんですか?

 

身体機能の低下とそれに伴う認知機能の低下。

 

この二つに歯止めをかける事の方が、先なのではありませんか?

 

今、この二つに対してのアプローチを真剣に考えなければ、

1ヶ月後には患者さんのちょっとした行動の変化……

疲れやすくなったり、意欲の低下が見られ……

半年後には参加回数が以前より明らかに減ってきており。

1年後には介助量が増え。

2年後にはパーキンソン症状が強まり、車椅子生活になる。

 

そんな流れが容易に予想出来てしまいます。

残念ながら、これはすでに起きている現実です。

僕がいた病院でも、相談のあった病院さんでも、同じ流れだったのです。

 

言い訳、屁理屈なし!

まずは、今目の前にいる患者さんに全力でいきましょう!

 

IAIR 関東支部代表 齋藤 信

 

追伸

じゃあ、もう身体機能が落ちてしまった患者さんに何もできないのかって?

そんなことありません。

継続的に身体アプローチを行うことで、認知面の改善に至った患者さんが多数おります。

その効果的なアプローチをしっかり身につけてみたいと思いませんか?

http://iairkanto.jp/seminars/potbody/

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。
IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。
2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。
より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。