体幹活性アプローチ

上肢と体幹の繋がり2

皆さんおはようございます。
国際統合リハビリテーション協会認定インストラクターの菊入敬太です。
 

前回は広背筋について触れました。
>>>http://iairkanto.jp/ot34/

実際のやり方については詳しくのせませんでしたが、簡単に紹介すると、肩甲骨を広背筋が伸展する方向(上前方)に保持して、深呼吸をしてもらいます。
こうすると、深呼吸で胸郭が動き、広背筋が緩みやすくなります。

良ければやってみてください。

上肢機能に超重要な、ちっちゃいアイツ

それでは今日の本題に移りましょう。
今日の内容は上肢機能に超重要な、ちっちゃいアイツです。
そう、小胸筋です。
 
小胸筋を意識してみている方はいらっしゃいますか?
 
一度、肩セミナーや、上肢セミナーを受講したことがある方は
重要性を認識されていると思います。
 
しかし、それ以外の方は小胸筋を見る機会って少ないのではないでしょうか?
少なくとも昔の自分は見てませんでした。
 

起始・停止・作用

 
起始
第3肋骨~第5肋骨
 
 
停止
烏口突起

作用
肩甲骨の下制、下方回旋、外転、前傾(文献により書き方が違います)

 
作用のイメージとしては、
この図の様に肩甲骨を前下方へ引き下げるような動きをします。
 
 
 
体幹前面にある肩甲骨の動きを制御する筋として、前鋸筋と共にとても重要な筋となっています。
 
 
基礎運動学第6版211pより引用
 
 
また、動作で特に重要な役割を果たすのが、
肩関節を大きく伸展、内旋する結帯動作などで肩甲骨の前傾に重要な役割をになっています。
 
 
 
 

臨床では?

臨床上では円背姿勢になると代償として肩甲骨が外転、下方回旋位となり、
 
 
小胸筋が短縮位、または緊張が亢進している場合が多いです
 
 
こうなると過剰に肩甲骨の動きを制限してしまい、そのため肩甲上腕リズムの乱れなどが生じ、痛みや可動域制限の原因となります。
 
 
CVAの場合、この筋の過緊張や短縮により、肩甲骨のアライメントが崩れると、
亜脱臼などの障害も起きやすくなる為、とても重要なポイントとなっています。
 
 
また努力吸気時に肋骨を引き上げる働きがあるため、
呼吸器疾患の方も緊張が高くなりやすくなっています。
 

実際のアプローチ

ダイレクトに緩める小胸筋のテクニックを用いることで、上肢機能が劇的に変化する場合があります。

さらに簡便なものは
背臥位にて他動的に胸を開くように肩を軽く圧迫し。本人に大きく深呼吸をしてもらいます。

こうすることで、小胸筋が伸長されつつ、吸気時に小胸筋の収縮が入り、緩みやすくなります。

皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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