管理職養成12回コース

【「できること」より「当たり前にしていること」】

From : IAIR関東インストラクター 小林めぐみ

 

みなさん、こんにちは!

インストラクターの小林めぐみです。

病院OT時代に、とにかく「できること」に固執される患者さんがいらっしゃいました。

今回は、生意気にも「本当は当たり前にしていることが大切なんだよなぁ〜」

なんて思いながら試行錯誤した回顧録です。

 

50代の男性。左片麻痺を呈しておりました。

焦る気持ちもあり、どうしても自分のことは自分でできるようになりたいと話されていました。

 

ベッド上で臥床されていた期間が長く、全身にROM制限の見られる状態。

介入当初のADLは、食事以外は介助を要しておりました。

 

自宅に帰るまで約1ヶ月半。

ADLは自立したい、自助具は使いたくないとの希望あり。

 

悩んだ私が、OTとしてまず導入したことは・・・

本人様と「身の回りのことを一つずつできるようになりましょう」と話し合い、

ADLを細かく段階付けをしました。

 

・リモコンを使わずにベッドから起きることができるようになる

・柵を使わずにベッドから起きることができるようになる

・排泄動作時の下衣操作ができるようになる

・足で蹴って靴が脱げるようになる

・靴べらを使用して靴が履けるようになる

・上衣の脱衣と着衣が行えるようになる

・下衣の脱衣ができるようになる

・病棟内のトイレにて、歩行器使用して日中の排泄動作が自立できる

・夜間はポータブルトイレを使用して排泄動作が自立できる

・下衣の着衣ができるようになる

・靴下が脱げるようになる

・椅子を用いて床から立つことができるようになる

・靴下が履けるようになる

 

と挙げたものの・・・。

 

実は介入当初、ADLの練習はあまりせず、

ご自身の体の動かし方を掴んでもらうところから始めました。

 

股関節の可動域が80°程度しかなく側臥位も困難でしたので、

まずは腹部ポンピング・肋間リリースから始めました。

徐々に横隔膜・骨盤隔膜リリースも加え、

仰臥位でのヨガのポーズを参考に股関節の動きを獲得していただきました。

 

少しずつ自身の体の動きを掴んでいただいた頃に、

上記の項目にあるADLの方法の説明や確認を行いながら一つずつ取り組み、達成するように促しました。

焦る気持ちも徐々に弱まり、目の前のことに取り組めるようになっていかれました。

 

退院前には、先ほどの項目はほぼ全て1人で行っているようになりました。

靴下を履くことだけは退院後の課題になってしまいましたが、

満足して退院していかれました。

 

この方の場合「できないこと」「できること」に固執しやすかったため、

「できること」から、「当たり前にしていること」になるよう、

課題の設定方法と提示方法を試行錯誤しながらアプローチしました。

 

 なぜ「当たり前にしていること」が大切なのかは、

3月のOTセミナーでお伝えいたしますね^^

 

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