膝疾患の問題解決講座

姿勢保持から考える、頚椎へかかる負担を軽減するための生体力学的解釈

ハロー! 

毎週月曜に登場しております、
「体験を創造する」
関東支部インストラクターの
OT・吉田頌平です。

さて、今回のテーマは
「頚椎と胸椎」です。

前回お伝えした、頚椎の椎弓形成術では
独力で頚椎を保護できるように
頸部周囲の筋活動を再度促す必要がある、
ということをお伝えいたしました。

本日は、頸部に付着する微細な筋を
効果的に活用するために欠かせない
「胸椎」に着目いたします。

ポイントは、
「肩甲骨」
「肋骨」
「腰椎」
の3つです。

 

頚椎を支えるためには?

頚椎の土台となるのは、胸椎ですよね。

胸椎が屈曲位(前弯が増強した状態)にあると
頚椎も連動して伸展位(後弯が増強した状態)を取り、
頭部は前方へ偏移します。

この状態だと、頚椎への負担は増すばかりですよね…
そこで、胸椎伸展をいかに行えるか?
ということが重要になります。

 

肩甲骨と頚椎の関係?

胸椎伸展を促すためのポイントの1つに、
肋骨が挙げられます。

胸椎には肋骨が関節します。

胸椎伸展は、肋骨の動きと連動し
主に上位肋骨が上方回旋する動きが発生します。

この肋骨を土台にして動くのが、
「肩甲骨」ですね。

肩甲骨が胸郭上を回旋することを考えると
肋骨が上方回旋する際は
肩甲骨が内転・下制方向へ誘導された上で外転する方が
より滑らかな胸椎伸展につながると考えられます。

つまり、胸椎の滑らかな伸展には
肋骨の上方回旋と、肩甲骨の内転・下制+外転が必要
ということです。

そのため、
僧帽筋上部繊維が過剰緊張したままでは
上記のような運動連鎖を引き起こすことは
難しくなります。

どうやって働きかけていく?

では、どうやって患者さんに
姿勢を変えていくことを

働きかけていけばいいでしょうか?

1つは、先に述べた僧帽筋上部繊維の緊張・短縮を改善し
肩甲骨・肋骨の動きを促しやすくすることが
考えられますね。

ですが、そもそも僧帽筋上部繊維が
緊張する原因が改善できていないと
再び同じサイクルに戻る可能性は高いですよね…

ここで注目したいのは、
「腰椎の前弯」です。

腰椎過前弯に頼った身体支持だと
どうしても胸椎の後弯を強めることにつながるため

腰椎前弯を強めた姿勢保持を
いかに変えることができるかが
重要なポイントになります。

そして、まずは患者さん自身に
腰椎過前弯の状態に気づいてもらうことが必要です。

気づいてもらうためのポイント?

普段から腰椎過前弯をとって姿勢保持をされる方ほど
自分の身体イメージに気づかないものです。肩 見る

そこで、
  
  「だんだん背が小さくなってきた気がする」
  「肩が後ろへ回らないんだよ」
  「寝ても起きても、腰が痛かった…」
  「歩くのが遅くなった気がした」

など、最近の生活上で感じた変化などをお聞きして

その変化が脊柱の動きとどう関連するのか?
という点を解釈して説明する、ということも
療法士ならではの役割となると思います。

また、腰椎前弯は、
骨盤の前傾と合わせて発生するため
骨盤を触診して、動きの違いを体験できることも重要です。

実は、骨盤の動きは前後傾だけではなく、
もっと細かく動くのですが…

この辺りのメカニズムを知った上で
あなたが骨盤の触診を行うだけでも、

患者さんが自身の姿勢について気づくことが
増えてくるかもしれません。

IAIRでは、統合的な視点から
リハビリテーションを考えられるようになる
プログラムをご用意しております。

追伸1:3月から第8期B-class認定講座開始!でも……

毎回IAIRコラムを読んでくださりありがとうございます。
ですが、そろそろ読んでいるだけでは物足りなくありませんか?
僕たち講師陣の思考を疑似体験した後は、是非実際に体験してほしい!
そんな機会を1月からどんどん増やしてみました!
認定講座を決断する前に、実際に体験に来ませんか?
https://iairjapan.jp/kanto-seminarschedule/exp

 

追伸2:第8期・9期B-class認定講座募集開始です!

現在、関東地区では
2018年3月開始の第8期
2018年9月開始の第9期の募集を開始しております。

コース受講だけではなく、単回受講も可能です。
ライフスタイルに合わせて、受講をご検討ください!

既にIAIR体験をしたのなら、今すぐスケジュールをチェック!
今回から単回受講にも対応いたします!
https://iairjapan.jp/kanto-seminarschedule

特にオススメはこちら!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

作業療法士
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
認定インストラクター 吉田頌平

参考文献

1) Erfanul Saker et al:Ligaments of the Costovertebral Joints including Biomechanics, Innervations, and Clinical Applications: A Comprehensive Review with Application to Approaches to the Thoracic Spine. Cureus. 2016.8(11). e874.

 

IAIR公式メルマガにご登録ください!

IAIRニュース

・IAIRコンセプトとアプローチについて
・IRTについて
・CVAに対するアプローチについて
・セラピストの為のセルフコンディショニングについて
・女性セラピストについて
・統合医療とリハビリテーションについて
・リハビリ職者の為のマネジメント講座
・リハビリ現場でのアロマ活用について
・IAIR Radioの配信情報
・無料動画セミナーの配信情報
・認定講座の案内、割引情報
が今後配信されます。
  *Gmail等、PCメール推奨です。

コメントを残す