人工膝関節置換術後のADLを考える

 

ハロー! 

毎週月曜に登場しております、
「体験を創造する」
関東支部インストラクターの
OT・吉田頌平です。

さて、今回のテーマも
「人工膝関節置換術(以下、TKA)」です。

前回のコラムにて、
「TKAが筋骨格系の問題で入院した方々の半数は経験している」
「TKAは、機能的移動能力と術後の痛みによって
 その後の活動・参加が左右される」

ことをお伝えした上で、
TKAという手術の特徴を
ざっくりお伝えしました。

今回は、ADL動作とどう繋がるのかを
考えていきましょう。

そもそもADLに必要な膝の動きって?

よくTKA術後のリハビリを経験された方のお話を伺うと、
「もう地獄のように辛かった…」
「膝を曲げる練習は、もうこりごりだね…」
とのご意見を聞くことが度々あります。

なぜ、膝を曲げる練習を
そこまで頑張る必要があるのでしょうか??

畠中ら 1) の報告によれば、
歩行時は0~50°程度の膝屈曲可動域が必要であり、

Martinら 2) の報告では
自転車を漕ぐのに必要な屈曲可動域は、平均約40°〜131.5°

Thay Q. Leeら 3) の報告では
膝立て位をできるだけ安全にできるための屈曲可動域は120°以上

がそれぞれ必要と述べられています。

術後、120~130°の屈曲可動域を求めることが多いと
個人的には感じていますが、
自転車を漕いだり、畳での生活があることを考えると
納得がいく数値と思います。

後十字靭帯の有無が、どう影響するの?

ここで前回のお話を思い出してください。

TKAに用いられる人工関節は、
主に2種類あって

(後十字靭帯を切っちゃう)PS型
(後十字靭帯を切らない)CR型

というものがありましたね。

そして、後十字靭帯は、
《脛骨の後方移動の制動(屈曲90~120°で最も緊張。屈曲0~40°で比較的弛緩)》
を行い、立位では
膝を最大伸展位でロックする作用
がありましたね。

上記ADLの膝屈曲ROMをみてみると、
後十字靭帯は常に
緊張と弛緩を繰り返していることがわかります。

日常生活中を快適に過ごす上で、
後十字靭帯がスムーズに
緊張と弛緩を行えるのか?

この点は非常に大切になってきます。

そして、後十字靭帯の緊張を
スムーズにコントロールする上で
重要となるのが、膝窩筋です。
(後十字靭帯がない場合は、
 この膝窩筋が機能を代償する面があるので
 同じく重要となります。)

少し長くなってきたので、
本日はここまでにしましょう。

次回は、膝窩筋と人工膝関節の影響について
お伝えしていきますね。

 

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最後までお読み頂き、ありがとうございます。

作業療法士
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
認定インストラクター 吉田頌平

参考文献
1)  畠中 泰彦 他.歩行分析・動作分析のグローバル・スタンダード* ─最近の知見と治療に役立つ分析のポイント─. 理学療法学. 2013. 40(8). 567 -572.
2)  Martin, A  et al. KNEE JOINT BIOMECHANICS DURING CYCLING IN PATIENTS WITH TOTAL KNEE ARTHROPLASTY. 52nd Annual Meeting of the Orthopaedic Research Society.Paper No: 0427
3)  Thay Q. Lee et al. Biomechanics of Hyperflexion and Kneeling before and after Total Knee Arthroplasty. Clin Orthop Surg. 2014. 6(2).117-126.

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