第三回IAIR学術大会10/28.29

股関節と膝と・・・他関節を介入する根拠

皆さんこんにちは。

関東支部の藤田智史です。

あと2カ月もすると新年度になりますね。  

新入社員の方が来る職場も多いのではないでしょうか?

 

さて、股関節と膝関節、この二つの関節は関係があります!

と言えば、そ、それはそうでしょうね...という返事も帰ってきそうですが(笑)

 

どんなところが関係して、どんな影響が出そうなのか?

症状のある関節以外の部分にアプローチすることでどんな影響を与えられると考えられるのか?

基本的な観点からではありますが、基本はどこでも最も重要なものでありますので
再確認の意味なども込めてみていきましょう!

 

今回は膝の内側部の関係を若干述べたいかと思います。

膝内側部と聞くと何を思い浮かべますか?

鵞足、内側半月板、内側側副靭帯、内側広筋・・・etc

構成する組織もそうですし、その部分を走る動静脈、神経などもありますね。

 

その中で、内転筋管(ハンター管)というものもあったかと思います。

❝内転筋管:内側広筋の下部と大内転筋の内側上顆に停止する部の内側縁との間に
強い結合組織の膜(広筋内転筋板)が張って,両筋の間のくぼみを被って管を作る。
この管を内転筋管といい,上方は腸恥窩につづき,下方は大内転筋の骨幹停止部と
内側上顆停止腱との間, すなわち 内転筋腱裂孔 Hiatus tendineus 〔adductorius〕
によって膝窩に開く。 内転筋管を大腿動静脈が下行する ❞

グレイ解剖学より

内転筋管の中には、大腿動静脈・伏在神経が走行しています。

ネッター解剖学アトラス 原書第3版  プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 より

図では縫工筋が切除されていますが縫工筋も上に覆いかぶさるようになっています。


新マニピュレーション・アプローチ<下肢>より

伏在神経の知覚は図のような形になっており、絞扼障害を受けると

下腿の内側部にしびれなどを引き起こします。

また、伏在神経は膝蓋下枝と呼ばれる枝もありこれは膝内側の下部を知覚していますので
完全な絞扼でなくとも膝内側に影響を出すことが考えられます。

内転筋管そのものが障害を受けていればその部分の介入も必要ですが、

大(長)内転筋や縫工筋は股関節(骨盤)に付着を持つため、股関節や骨盤に問題があれば

膝へも影響が出ます。
(それは拘縮、固着などの問題かもしれませんし、スタビリティーの問題かもしれません。)

 

ある関節に問題があれば、身体全体へのアライメントにも影響を及ぼし、
メカニカルストレスがかかることになりますが、

ただ関節にかかる外力が増え、「軟骨などがすり減っていく」という考え方だけでなく

筋や筋膜、神経、血管などの影響・つながりを考えることでも、介入の糸口が見えることもあります。

また、ただその手技をやる・ただ痛い部分を・制限のある部分を介入するという状態ではなく、

自身の中で考えや根拠を持ってアプローチもできるのではないかと思います 。

 

お読みいただきありがとうございました(^-^

IAIR 関東支部
認定インストラクター
藤田 智史

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参考文献:

1)嶋井和世ら監修:グレイ解剖学Ⅰ 廣川書店 1982年

2)F.H.ネッター著:ネッター解剖学アトラス 原書第3版 南江堂2004年

3)坂井 建雄 ら訳:プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版   医学書院  2011

4)ジャン=ピエール・バラル / アラン・クロワビエ 共著:
新マニピュレーション・アプローチ<下肢> 科学新聞社 2014年

 

 

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