管理職養成12回コース

膝の夜間痛や腫れと体幹エクササイズと:膝内側部痛の症例1-3

From:
IAIR関東認定インストラクター 藤田智史

皆さんこんにちは。
関東支部の藤田智史です。

今回も、とある膝内側部痛を訴えた方をモデルとして膝の問題に目を向けていきたいと思います。

前回の確認 

症例:

70代女性 運動はゴルフを月3~4回
BMI:21,4

疼痛部分は右膝内側部+。
また、歩行、ゴルフの練習量増えるとクアド遠位部に夜腫れること(+痛み)もあり。

わずかな膝関節の伸展制限と脛骨の内旋が、健側に比べて見られる。

 

・膝の伸展制限に関しては、内側ハムストリングスと下腿三頭筋間の制限への介入。
(加えて、股関節・骨盤への介入)
 http://iairkanto.jp/genou-001/

・膝の回旋
 http://iairkanto.jp/genou-002/

 

運動療法

・膝関節疾患の方への運動療法はどのような物を思いつくでしょうか?

・パテラセッティング
・ヒールスライド
・スクワット   etc

膝を狙ったものも必要ですが、
その他膝への負荷を減少させるために必要なことはいくつかあります。

その一つは体幹部になってきます。

この方は、身近にあるものを使った体幹エクササイズを継続して行っていただくことで
夜間痛や歩行時の膝の腫れが改善しました!

 

「あー、体幹ね。よく言うよね」
と思った方も、体幹:今回、呼吸を利用してエクササイズを行う事で

夜間痛と腫れの訴えがひいた理由を考察してみませんか?

 

 

体幹(深層筋)への介入

 体幹の働きによって安定性が向上した。という文献はいくつかあるかと思います。

 

今回、夜間痛が消失したのはどのようなことが考えられるのでしょうか?


1)より

【呼吸ポンプ作用】

吸気時には横隔膜の加工による胸郭内圧の低下と腹腔内圧の上昇により流入血液が上昇する。
運動時には促進した呼吸運動により呼吸ポンプが高まる

1)より

とされています。

 

体幹深層筋というと、腹横筋の話が最も多いのではないかと思います。

ですが、腹横筋のみで腹部を支えているわけではなく、

横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋の4つのユニットが
相互に働く必要が出てきます。

静脈が拡張することによって心臓への流入血液が上昇します。
このことによって、末梢の静脈血も中枢部に引っ張られることになります。

→末梢の循環へも影響を及ぼすことになります。
(それ以外の影響ももちろんありますよ)

 

呼吸自体もただやればいいという事ではなく、アライメントを整え
体幹周囲の筋が協調して働きやすい状態を作ってからエクササイズを行う必要があります。

 

 

具体的な方法をどのようにすればいいのか?
迷っている方はこちらでもお伝えいたします

身近にあるものを使ったエクササイズ方法や、
応用的にいくつかの姿勢で行えるような方法をお伝えいたします。

 

 

お読みいただきありがとうございました!

 ご指摘や要望ありましたら遠慮なく送ってください。

satoshi_fujita☆iairkanto.jp  ☆を@に変えてください。

 

参考、引用文献・画像

1)市橋則明編集:運動療法学 文光堂  2008

 

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