管理職養成12回コース

頭蓋と頸部痛・肩痛

皆さんこんにちは。

関東支部の藤田智史です。

 

頸部~肩上部にかけての痛み。

Aさん:左頸部から鎖骨~左肋骨の深部にかけて症状。90代女性

Bさん:左頸部から左肩上部付近にかけての症状。40代男性

Cさん:左頸部から肩甲骨付近の症状。40代女性

 

似たような、左頸部~左肩関節周囲の痛みの症状を持つ3名の方がいました。

 

運動時痛は全員、頸部左側屈で症状が増悪し、右側屈では症状は現れず、

また、頸部伸展にて症状増悪を認めました。

 

その他の整形外科テストなどは省略しますが、手術適応ではない状態です。

 

介入後

この三名の方への介入は、頸部への介入では若干和らぐ程度で、
大きな変化は見らえていませんでした。

三名とも、それ以外の徒手介入+セルフexで

・介入後は、Bさんは痛みは消失しましたが、若干しびれが残存。

・Aさん、Cさんはほぼ症状が改善されました。

 

頭蓋との関係

1)より

頚静脈孔:後頭骨と側頭骨の合わさり目にある孔で

内頚静脈や第9、10、11脳神経(舌咽神経・迷走神経・副神経)が通っています。

迷走神経は脳神経の中で唯一腹部にまで到達する神経で、内臓を支配する神経でもあります。

副神経は、僧帽筋・胸鎖乳突筋を支配していますね。

 

頚静脈孔に問題が起こると?

運動機能でいえば、頚静脈孔の問題は副神経の問題へとつながり、

胸鎖乳突筋や僧帽筋の緊張異常を招く恐れがあります。

2)より

・内頚静脈は下記のような走行をしています。

頸部の側面において、内頸動脈の後方で下に降りて行き、首の付け根の部分で、
鎖骨下静脈と合流して腕頭静脈となる。 Wikipedia:3)より

 循環不全による問題を引き込起こすことも考えられます。

Aさんは、Bさんは 、後頭骨―側頭骨の可動性を改善することによって

症状の改善が見られましたが、Cさんに関してはあまり変化は見られませんでした。

似たような症状でも、原因は異なるため同じような方法ではだめということですね。

 

セルフex

セルフexは症状がみられない側(もしくは症状が最も増悪する側と逆)の方向への

軽いストレッチをしていただきました。今回の方たちは、屈曲+側屈が入っているため
主に椎間孔を開くような効果があったのではないかと考えらえます。

 

終わりに

頸部や肩関節にアプローチしたり、脊柱へのセルフエクササイズを行うなどで
症状の改善が図れる方ももちろんいらっしゃいます。

ただ、それ以外にも影響を及ぼす部分もあるのではないのかということです。

頭蓋に対してアプローチする時に、

『脳脊髄液の循環がよくなって自然治癒力が!』

というようなこともあるかもしれませんが、ふわっとしたような理由だけで

そのアプローチ方法は生まれているのではなく、解剖や生理学的に見た
大切な理由もあるかと思います。

(注:もちろん脳脊髄液の循環がよくなることは、様々な良い面がありますよ)

追伸1

 Cさんは、セルフexに加えて、肋骨の下部から横隔膜を持ち上げるようにして

頸部を動かすことで痛みの軽減が図れたため、

体幹屈曲位で肋骨の下部に手が入りやすいようにして、無理のないように頭側に押し上げながら
体幹を伸展していく(中間位に戻す)といったことをやっていただきました。

(主に横隔膜の右側の方が痛みが軽減したため、無理の無いように右側中心に)

 

 

お読みいただきありがとうございました!

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参考、引用文献・画像

1)F.H.ネッター著:ネッター解剖学アトラス 原書第3版 南江堂2004年
2)Visible Body Muscle Premium
3)ウキペディアより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%A0%B8%E9%9D%99%E8%84%88

 

IAIR 関東支部
認定インストラクター
藤田 智史

 

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