管理職養成12回コース

MRI,CTなんて全く見る必要が無い

From:覆面インストラクター TOSHI

 

CVAコラムを書いてきて、

今まで全く触れてこなかった話。

 

だけど臨床ではかなり重要な脳画像について

今日は話します。

 

それではCVAコラム39回目

「MRI,CTなんて全く見る必要が無い」

をお送りします。

 

 

さてタイトルですが、

そんな訳ありません。

 

ただ、実際の治療場面に

上手く活用出来ていない人が

多数いることは事実です。

 

大事なんだろうな、と思っていても

良く分からないので結局画像を見ていない人も

いるかと思います。自分もそうでした。

 

一緒に今日は考えてみてみましょう。

 

ブルンストロームステージ3レベルで

歩行時体幹が大きく動揺をしてしまう方が

3人いたとします。

 

1人目、被殻出血

2人目、視床出血

3人目、MCAの梗塞

です。

同じような麻痺のレベルだからといって

3人とも同じ訓練をしてよいのでしょうか?

 

より深くイメージしてみましょう。

あなたは回復期病棟に配属になって、

CVAの患者さんを受け持ちました。

 

右片麻痺、男性、70代

ブルンストロームステージ3レベル、

性格は頑固で、真面目。

リハビリを頑張るタイプです。

 

手すりで身体を引きつけてなんとか起き上がりが可能、

移乗もへっぴり腰になりますが、手すりを使って見守りでできます。

 

一緒に歩行練習をすると

杖をつきながら、自身にて脚を出すことはできますが、

体重をかけていくと膝がロッキングし、

骨盤が後退し大きく身体が麻痺側前方に倒れてしまう。

 

あなたはその方に

 

「もっと胸を張って」

「お尻が引けないように」

「身体を起こして」

 

と声をかけますが、

中々思う様にいきません。

 

体幹が崩れてしまうので、

コアスタビリティの低下があると考え、

治療を行った場合。

 

どんな治療を行いますか?

 

また、この方が

被殻出血だった場合、

視床出血だった場合、

 

それぞれ何に配慮して、どんな治療プランを立てますか?

 

脳画像、もとい脳機能的に考えると

このような考え方ができます。

 

・被殻出血の場合

被殻は網様体脊髄路の経路ですので、内側運動制御系

つまり体幹と近位筋のコントロールが弱化していますので、

直接コアにアプローチを行います。

 

・視床出血の場合

恐らく外側運動制御系の障害が主となります(四肢の随意運動)。また感覚障害が起こる可能性もあり、

手や足の末梢部から刺激、運動を行ってコアコントロールに繋げていきます。

 

どうでしょう。

 

同じ活動レベルだとしても、

障害部位が違うと

 

体幹からアプローチするか、

末梢部からアプローチするかで

 

全く異なってくることがあります。

 

脳画像を確認しておかないと、

もしかしたら見当違いの治療を行っているかもしれません。

 

 

このコラムでは脳血管障害について、

今までの経験や知識を交えながら書き、

あなたの臨床観を少し広げるお手伝いをできればと思います。

ありがとうございました。

福田俊樹シルエット

 

 

 

 

 

 

 

 

 関東支部 覆面(認定)インストラクター TOSHI

 

追伸1

 

小脳での躯幹失調の障害も見当違いされやすい様です。

 

脳の機能的に考えると、

筋出力が足りないのでは無く、コントロールできない事が問題です。

体幹を鍛えるトレーニングでは無く、コントロールする課題が重要となります。

 

動揺を頑張って止めるのでは無く、動揺の振れ幅を徐々に少なくしていくということですね。

もっと他の部位の話や詳しい話を聞きたい場合は

toshi■iairkanto.jp(■■@に置き換えてください)

までご連絡下さい。

 

 

追伸2

 

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文字通り身に付きます。

TOSHIも「体験」することによって自信が持てました。

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