第三回IAIR学術大会10/28.29

【リハ科経営100の事例】CASE:020 若手よ物語れるか?

From:IAIR-GM 齋藤 信

OT物語

や!

ありがたや!

今年初めてのご相談をいただきました!

 

みなさん悩みは尽きないようですね。

「いつも斎藤さんのコラム、こっそり、がっつり覗いています」

とかメッセージいただいちゃうと、かなり気合が入りますね~

本当に嬉しいです!

 

なので、今回も頑張っちゃいました。

こっそり、がっつり読んでくださいね。

 

100のリハ科があれば、100の解決策が必要。

リハ科経営100の事例検討会です。

いただいたアンケートのご回答やご相談をもとに事例化し、僕からの解決案を出し、ディスカッションまでしちゃいましょう。

目指せ100CASE!

 

今回はCASE:020です!

「意見の違う経験が浅いOTが自信をもって学生を指導してしまう。
 スーパーバイザーである私に意見を求めずに」

(作業療法士) 

 

あ~これは経験がある分、イラッとしつつも、大人な対応をしなきゃなりませんね~

「ガキが粋がってんじゃねェ!
 OTの世界は一人の固定観念のなかで解決するほど甘かないんじゃ!
 反対意見も飲み込み、咀嚼し、自分の糧にしてこそOTだ!
 その人がその人らしく生き、そして死んでいくために、最期まで一緒に考え、道を照らすのがOT!
 全ての最期の選択は、相手にある!
 あんたの意見もその一つでしかないことを知れ!」

って言えたら痛快だろうな~。

 

僕は控えめな人間なんで「ああ、いいんじゃない。僕の意見は違うけど」ってしか言わないです。

そこで突っ込んできた人には、別な選択肢を提示して、考える機会を提供しますけどね。

 

分かる話8割、難しい話2割の配分で話して、最期にこう言います。

 

「たぶん、今日言った話で納得できないことや難しいことがあったと思う。
 けど、僕は君の頭のなかに時限爆弾を仕掛けているんだ。
 今わからないことも、時間と、君の経験が積み重なった時、初めて分かる日が来るよ」

最初に言うこともありますけどね。
僕のスーパーバイズを受けた方なら一度ならず言われた経験があると思いますよ。

 

さて、ここで改めて確認しておきたいことは、「目的」はどこにあるのか?

そして「立場」で考えようということ。

人がいる限り、そして性差がある限り、異なる意見があって当たり前。

ですが、学生指導を行っている以上、おさえておくべき4つの領域があります。

  • 実習の規定
  • 学校の期待
  • 組織の方針
  • 個人の意見

 

そしてこれらを統合し、学生さんの目的を実現すること。

 

学生さんが実習を通じてどうなっていたいのか?
そのために、関わる療法士全員は、その学生さんに選択の可能性を提供する。

そういった姿勢で取り組むことが常識になるよう、組織内の風土を時間をかけてでも調整したいところですね。

 

「目的はどこに?」

これって、結構大変なんです。

僕自身の懺悔をすれば、僕は療法士になることに対して、壮大な目的意識はありませんでした。
強いて言うなら、僕がてんかんを患っていたから、同じ病気の人の助けになりたいとボンヤリ考えていただけ。
もっと悪い方向で言うなら、当時小説を書いて生きていきたいと思ってたから、ネタになるかな?と思っていたこと。

 

僕が過去受け持った人のなかにも、ミュージシャンになりたいから実習を辞めます。
と初日の夕方に言ってきた人もいました。
翌日の学校の先生交えての三者面談中「今パフォーマンスしてみて」と言ってもその場でやる度胸のない子でしたが……

 

あとは、国家試験に合格したい、そのために実習に合格したい、という目先の方も沢山いましたね。

 

僕も含めこんな面倒な学生だっているんです。

やめる人は仕方ないですが、なんらかの裏の意図や、目的があり、その目的に気づいていなかったり、言語化できない学生さんもいます。

それを共に見つけ、それを持ちながらも実習をどういったものにしていくのかを考えられるのが、OTの臨床実習と僕は考えます。

そこに、組織、学校、規定を乗せてあなたの指導内容を柔軟に変化させていくことがポイントになるでしょう。

意見マトリクス

 

ただ、ここで意見の違う若手療法士の立場というものも考えてみる必要がありそうです。

自信を持っているのはいいことです。

ただ、社会や組織で働いている以上、役割や役目、同僚の立ち位置、立場などへの配慮が求められます。

さて、この彼はそこをわかっているのでしょうか?

 

最近の若い者はとか言うのは、どの時代の若者も言われてきたことなので、若手は言われても仕方ないですし、言う方も改めて自分もそう言われていたことを自覚することが求められます。

  • 団塊世代
  • 叩き上げ世代
  • バブル世代
  • KY世代
  • ゆとり世代
  • さとり世代

という世代間の認識の差は埋めがたいものがあるのも事実です。

 

ですが、上に立つ、あるいは先に歩く以上、ある程度は言語化し、伝えましょう。

若手が自信過剰や自己満足という病を患うことは、誰の身にも起きますからね。

5年目位になれば、自分がしてきたことに自信もつきますし、新たな学びで知識と技術がどんどん増している時期です。変化しないでいる先輩や10年、15年選手の旧世代療法士のやっていることの真骨頂に気づきません。

僕のように、その時わからないにしても、その若手が自分の若さ故の過ちを振り返り、赤面することが後々あったっていいんです。

それが、その若手が成長するために最も必要な壁なのでしょうから。

 

まあ、ね。

  • それでも納得いかん!
  • 言わずにはいられない、でも言えない。

そう悩み、迷うのであれば、それがあなたの壁なのかもしれません。

作業療法士として、誰かと自分を比較するではなく、関わる対象の方が最も輝くことに全てのエネルギーを傾ける。
単発的な関わりではなく、相手の方の人生全てを想像し、ともに創造できる。

そんな、あなたの持つ作業療法の世界観があるはずです。

それは若手には持ち得ない、学生さんに伝えられる最大の価値だと僕は思いますよ。

 

ということで、「若手よ物語れるか?」と銘打ってお話ししました。

あなたの物語は、若手にも、学生さんにも伝わります。
あなたというタイトルの真実の療法士の物語を語ってみてはどうでしょう。

 

今回のケースをみて、あなたはどう感じましたか?

リハ科が100あれば、100通りの解決策が求められます。

100通りの解決策を出せば、あなたのリハ科と同じ悩みを抱える誰かのリハ科が救われます。

一緒に、解決策を考えてみませんか?

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IAIR グランドマネジャー 齋藤 信

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。