管理職養成12回コース

【リハ科経営100の事例】CASE:017 独裁リーダーをコントロールする方法?

From:IAIR-GM 齋藤 信

独裁指導者コントロール

 

「私の歌であなたに生きる勇気と希望を届けたい」

 

これは、12月13日(日)IAIR関東クリスマス会で歌っていただく、

全盲のシンガーソングライター大嶋潤子さんの言葉です。

僕は、この方にお会いし、声を聞いた瞬間、
「一言一言をなんて大切に声にしているんだろう」
そう感じました。

 

これはもう、直感なんです。

「ああ、クリスマス会で、IAIRの練習生みんなに声を、歌を聴いてもらいたい」

そう、思っちゃったんです。

 

そして、今回は僕のラブコールが届いて、歌っていただけることになりました。
本当に少しの時間なんですが、リハビリを生業にする僕らのこころに響くことをお約束します。
みなさんの、あの療法士になりたいと思った、最初の瞬間をともに思い出してみませんか?

IAIR関東・感謝のクリスマス会2015
>>> http://iairkanto.jp/xmas/ 

 

 

さて、では本日のご相談です!

100のリハ科があれば、100の解決策が必要。

リハ科経営100の事例検討会です。

いただいたアンケートのご回答やご相談をもとに事例化し、僕からの解決案を出し、ディスカッションまでしちゃいましょう。

目指せ100CASE!

 

今回はCASE:017です!

「お疲れ様です。私はフロアリーダーへの指導について悩んでいます。
 当院では経験を積む目的で、後輩にそれぞれのフロアのリーダーをしてもらい、私と先輩Aでフロアリーダー補佐をしています。
 先輩Aと私ではキャラクターやキャリアが異なるため、指導方法が異なるのは当前だと思います。
 しかし、先輩Aは「私に合格だと思われるようにやりなさい」というような独裁タイプで、どのように歩み寄っていいか困っています。
 また、先輩Aが補佐をしているフロアリーダーに(隠れて)助言を求められることもあるのですが、指導方法が異なるため、どのように助言していいかも困っています。
(そのフロアリーダーは先輩Aに相談できる雰囲気ではなく、むしろ相談したくないと言っておりました。)
 私は先輩Aやそのフロアリーダー、自分のフロアリーダーにどのように立ち振る舞い、指導をしていけば良いのでしょうか。
 ご教授いただけたら幸いです」

(理学療法士 4年目 一般職) 

 

これまたなかなか難儀なケースですね。

正直言って、その手の先輩は誰もが扱いに困るタイプ。
しかし、先輩Aさんが何を求めているのか、それが分かれば打開できる部分も出てくるでしょう。

 

まず、いくつか確認しておかなければならない事があります。

  • フロアリーダーをする本当の目的が何か?
  • 「経験を積んだ」最良の状態がどの基準にあるか?
  • フロアリーダーに求められる水準は決まっているか?

おそらく、どれも曖昧なのかと思います。

 

先に書かれた「経験を積む」ことが目的なら、そもそも独裁の必要はありません。

 

これまでの16ケースでほとんど共通していることが、目的の無さ。
そして、目的を満たすための行動基準の欠如です。
いくら小手先の話をしたとしても、組織がより良くなろうとする意志を持たない限り、何も変わらない。
正直、あまりにもどの医療福祉機関も組織がガタガタ過ぎて、ガッカリしてばかりです。

 

とは言え、そもそも論を持ってきても何一つ変わりませんからね。

独裁タイプ指導者対処法……ですよね。

 

まあ、最も腹黒いやり方をするなら……そう言う人の下について、コケるのを待つ。
とか言っちゃあ気長過ぎますね。

 

では、更に確認事項です。

  1. あなたは、何を目的にフロアリーダー指導をしていますか?
  2. あなたは、何を目的にその組織で働いていますか?
  3. あなたは、何を目的に療法士をしていますか?
  4. あなたは、どんな夢を持ち、実現したいですか?

すぐに答えられなくてもOKです。

 

が、少なくとも、1が大切です。

それによっては、先輩Aと対立してでもやり遂げる。

けど、僕に相談に来ている時点で、どうにか仲違いせず、周りを上手に協調させたいのでしょうね。

 

さて、そこでようやく考えなければならないのが、先輩Aの状態。
やってほしいのは、観察です。

先輩Aの行動と言動の癖を把握してください。

 

なぜかといえば、人の癖にこそ、その人が持つ固定観念が現れるからです。

例えば、僕……齋藤のタイプで言うなら「完全性」と「正義」です。
僕は自分の「完全性」を疑われるのを嫌います。
完璧主義より若干性質が悪いかもしれません(笑)
物事のプロセスであるとか、細かな部分を綿密にしたがるので、木を見て森を見ず、決断が遅れることがあります。
なので、つい「そもそも論」を持ち出してみたり、今回のような「独裁者」は嫌いです。
そういう独裁者タイプに対して、「勝手にさせておけ」、「知るか、面倒臭い」、「目的と結果が同じでより良い方法があるなら、コッソリやっとけ」、「気分を損ねたら? いいんじゃない、正しいのはどっち? 情報を握ってるのは俺だ」

 

とか、ちょっと久々にアツくなっちゃいました。

僕の話はあくまで例……と言いたいですが、もしかすると先輩Aも同じタイプかな?

人は心の声と自分の性質を、表現を変えて繰り返し言葉にしています。

先輩Aの「私に合格だと思われるようにやりなさい」が繰り返し出て来る言葉だとしたら、完全性を間違った方向に発揮しているのかもしれません。

人の粗探しをして、そこばかりを攻撃したくなるのでしょうが、あくまで粗探し。

その先輩も抜け出せない個性のネガティブスパイラルに陥っているのでしょう。

目先の目標にばかり囚われ、目的を見失っているのかもしれません。

もっと先の目的……部署全員で目指すビジョンを明確にする事で、その先輩が僕と同じタイプなら黙ります。

 

なので、ご相談いただいたあなたがまずするべき事は、先のいくつかの確認事項を明確化し、上司に相談し、組織の理念に立ち返った行動をするよう、上長発信をしてもらう事です。

虎の威を借り、「それだと組織の理念に合わないのでは?」と言える状況を作リ出すことです。

 

あなたの立ち居振る舞いについて最後にお話しましょうか。

そのフロアリーダーも、あなたのフロアリーダーも、あなた自身も、目的に立ち返って考える癖をつけてください。
そもそも(ね、ほらまた言った)、先輩Aの顔色を伺うのがそこで働く目的ではありませんよね。
その組織として期待されている基準が満たせるなら、必ずしもその先輩の「合格」が正しいとは限りません。
逆に、その先輩の言う事でもっともな部分はしっかり満たす。

 

全ては、患者満足の為ですよね。
改めて、目的を考えてみてくださいね。

 

ということで、今回は「独裁リーダーをコントロールする方法?」というお話をしました。

実行する事を確認します。

  1. 確認事項を全てチェックする。
  2. 先輩Aの行動を分析する。
  3. フロアリーダー含め常に目的を確認しながら仕事をする。

この三つをしてみてくださいね。

 

今回のケースをみて、あなたはどう感じましたか?
リハ科が100あれば、100通りの解決策が求められます。
100通りの解決策を出せば、あなたのリハ科と同じ悩みを抱える誰かのリハ科が救われます。

一緒に、解決策を考えてみませんか?

IMG_0737
IAIR グランドマネジャー 齋藤 信

追伸 1

目的、目的とずっと言ってます。
全ては目的です。なんの為にするのか?
地味で、魔法の薬のような即効性はなく、華やかな成果は上がらない。
でも、確実に組織を変えるたったひとつの事です。

 

追伸 2

臨床現場の悩みに必ずお答えします。
新たなご相談はこちらから。
>>> https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=UkDpwsUIRnM

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。
IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。
2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。
より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。