第三回IAIR学術大会10/28.29

【リハ科経営100の事例】CASE:016 マニュアルなんて要らねえ?

From:IAIR-GM 齋藤 信

マニュアルの意義

「今回で3年目の参加だから理解できますけど……
 超・難しいです!」
「これ、アドバンス講義ですね」

 

な……なにぃっ! しまった~!

原理原則に戻りすぎたっ!

 

そうなんです。

これ、今回の2016年の目標構築講座の感想なんです!

 

なんと、齋藤やりすぎました!

 

今回は管理職向けということもあり、リーダーになる人物が行うべき目標構築法だったんです。

そうしたら、難しい、と。

でも、管理職をしている今だから分かるし良かった、と。

でも、アドバンスだと。

 

ということで、今回の講義を受講するには、2013、2014、2015年バージョンを踏まえて基礎作りができた方向けの内容として、提供方法を変えます。

講義前にアンケートにご協力いただいた皆様の内容と、今回受講いただいた皆様のご意見を受け止め……

12月中にあらためてお知らせます!

2016年に間に合うようにリリースしますので、改めてお待ちください。

 

 

さて、では本日のご相談です!

100のリハ科があれば、100の解決策が必要。

リハ科経営100の事例検討会です。

いただいたアンケートのご回答やご相談をもとに事例化し、僕からの解決案を出し、ディスカッションまでしちゃいましょう。

目指せ100CASE!

 

今回はCASE:016です!

「スタッフが増え、業務の分担やチェック機能が必要になってきました。
 また、マニュアル作成の必要性を主任に伝えましたが、科長が不要との返答で、全員が理解していない状態です。
 計画書作成が遅いスタッフがいて、サインもれもみられます。
 仕事の締切などに対する意識の低さが感じられます」

(作業療法士 7年目 一般職) 

 

ほほう。僕の意見とは全く違う上司なのかな?

その科長さんが「不要」と断じる理由を是非きいてみたいです。

というのも、医療現場においてマニュアルの欠如は、医療事故対策の欠如だからです。

 

理由は3つ。

1:サービスのプロセスが標準化され、最低限の医療の質を確保できる。
2:プロセスが標準化されているため、エラーを発見しやすく、また改善しやすい。
3:訴訟リスクを減らせる。

これらです。

 

これらの理由を覆し、マニュアルを「不要」とする理由、ここに今の医療現場の問題を根こそぎ解決する鍵があるように思えて仕方ありません。

ぜひ、確認してほしいところです。

 

 

マニュアル化すれば、今回のご相談にあった問題点の全てが解決します。

  • スタッフが増えてもマニュアルを見ることで仕事の流れが把握できます。
  • 業務の分担方法や、分担の基準も明確化します。
  • チェック機能の役割を果たします。
  • マニュアルの必要性を理解できない方、マニュアルになることすらできない人は辞めていただけます。(要雇用契約締結時の読み上げ、服務規定、職員遵守事項への記載)
  • 全員がなぜその仕事をするのか理解した状態で仕事を行えます。
  • 計画書作成が遅いスタッフがいる場合、その原因追求と改善案を検討できます。
    (マニュアルの改善が必要か、個人的な技能の問題かを分けて考えられる)
  • サインもれの件数は確実に減ります。
  • 仕事に向かう意識を統一できます。

 

が、かたくなな科長のもとでマニュアル構築を無理矢理やると立場が危うくなりますからね。

いつの時代、どこの職場でも、出る杭を打ちたがる小人はいるものです。

 

なので、ここで提案です。

 

あなたが上司のフォロワーになり、マニュアル構築をするのはどうでしょう?

みなさんリーダーシップをとりたがりますが、主体的にフォロワーシップをとる人は少ないです。

実は、真の管理職とは、より多くの部下のフォローのもとに仕事ができる人です。

最初の方でご相談の科長さんをややコテンパンに言いましたが、あなた自身は科長さんの意図をどのくらい察しているのでしょうか?

職場の幹部達だって無能じゃありません。

その科長さんは、科長をするに足る人物として抜擢されたのでしょうから、現場をわかっているはずです。

現場の問題や課題があるなか、それを解決するだけの時間とノウハウを持っていないだけかもしれませんよ。

 

だったら、あなたがマニュアル作りを買って出る。

 

上司を出世させるのが部下の仕事です。

上司が出世することで、部下の立場も上がるんです。

そこまで問題意識を持って仕事にあたっているのですから、その気づきとエネルギーを職場をよりよくし、誰もが幸せになる職場作りをしてみてはいかがでしょう。

 

 

ということで、今回は「マニュアルなんて要らねえ?」というお話をしました。

ここで最大のアドバイスをしておきます。
まずは、何のためにマニュアルを作るのか、を明確にしてくださいね。
でないと、途中でうやむやになりますよ。

 

 

今回のケースをみて、あなたはどう感じましたか?

リハ科が100あれば、100通りの解決策が求められます。

100通りの解決策を出せば、あなたのリハ科と同じ悩みを抱える誰かのリハ科が救われます。

一緒に、解決策を考えてみませんか?


IAIR グランドマネジャー 齋藤 信

 

追伸 1

今回のお返事でも、結局のところ目的が付いて回ります。
職場で仕事をする目的が言える人って本当に少ない!
最近、ピラミッドを作った人々の話題が出てくるのもこのせいかな?
「お金の為に作る人」
「王の墓を作る人」
「何千年も残る遺産を未来に伝える為に作る人」
だったかな?
志次第で目的に向かうエネルギーも変わってきますね。

 

追伸 2

臨床現場の悩みに必ずお答えします。
新たなご相談はこちらから。
>>> https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=UkDpwsUIRnM

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。