第三回IAIR学術大会10/28.29

【リハ科経営100の事例】CASE:003 どこまで教えるべきなのか?

From:IAIR-GM 齋藤 信

CASE 003

みなさん、こんにちは。

IAIR-GM齋藤信です。

 

このコラムが配信され、あなたが読んでいる頃には、

IAIR学会1日目が終わっている頃でしょうか?

 

Facebookにて次々シェアされる学会の様子を

ご覧になっていてくださいね。

 

さてさて、2日目も楽しみになってきているところですが、

今回の内容に入っちゃいましょう。

 

100のリハ科があれば、100の解決策が必要。

リハ科経営100の事例検討会です。

いただいたアンケートのご回答やご相談をもとに、
事例化し、僕からの解決案を出し、ディスカッションまでしちゃいましょう。

 

目指せ100CASE!

 

今回はCASE:003です!

「新人教育では抽象的なアドバイスではなく
 具体的にこうしたほうがいいなどの
 アドバイスの方が良いような印象ですが、
 それだと考える力が育たないような気がするのですが
 どうなんでしょうか?」
(理学療法士 6年目 一般職)

 

ということで、この相談を整理したのが掲載しているマインドマップです。

 

今回の回答はシンプルです。

「最初は必ず具体的にアドバイスすること」

これが大原則です。

 

なぜって……じゃあ、たとえ話をしましょうか。

 

77ee928154838d57342a0415a9a967e8_mあなたは、お使いを頼まれた小学生。

目的地の住所だけ預けられ、行って来いと家から出されました。

行ったこともない見知らぬ土地の見知らぬ住所。

当然、スマホもなければ、地図もない。

不安でしかたないけど、知らない大人に話しかけられるほど勇気もなければ、度胸もない。

しかも、大人たちは小さなあなたに目もくれない。

さあ、そんな状況におちいったなら、
どんな助けが欲しいと心から思うのでしょう?

 

 

ね、新人さんも一緒です。

 

最初は具体的に先輩がやってみせる。

わかってないなら、具体的に説明する。

考えることができてなさそうなら、一緒に考える。

 

最初の1回はそれでいいんです。

 

ここでいう考える力……つまり思考力とは、「思う」+「考える」なんです。

 

・思う=イメージできる=視覚化された情報を持っている=体験したこと

・考える=情報を統合または分析できる=統合または分析方法を知っている=考える手順を経験している

 

考える力が育たない……の前に、新人さんが考える方法を知っているのかを知ることです。

ざっくりと昭和ど根性世代、KY世代、ゆとり世代、さとり世代に分けていくと、次第に自分で考え、ゼロから作り出す経験が少なくなっています。

 

世の中が満たされるのはいいことなのですが、
その分、満たされないものを自分で考え作り出す経験値が下がっているんです。

 

例えば、鉄砲のオモチャが欲しいと思ったらどうします?

 

昭和ど根性世代だったら割り箸ゴム鉄砲を自作しますよ

でも、さとり世代は真っ先にネット検索し、マニュアルをスマホで見ながら作成です。

で、マニュアルの不備があってもマニュアル通りに作ったんだからゴムが上手く飛ばなくてもしかたない、と。

 

これは、前の世代がヒントや時には具体的な方法を一度は見せることで、
工夫の余地や、自分の知っているやり方以外があるんだと気付いてもらわないことには、
次になにをしていいか分からないんです。

 

これは別にバカにしているわけでも、
思考力が落ちているからしかたないとかって話ではありません。

 

長々言いましたけど、
解剖学を一切知らない高校生に、療法士の専門用語で話しても分かるわけがないのと一緒です。

 

地図を準備してあげましょうよ!

 

まずは、考えるための下地がどこまでできているのかを確認し、
そのうえで、その新人さんにあわせてどこまで具体的に伝えるかのさじ加減をしてくださいね。

 

 

 

 

さあ、ということで、今回は「どこまで教えるべきなのか?」と勝手に銘打って回答しました。

今回のケースをみて、あなたはどう感じましたか?

 

リハ科が100あれば、100通りの解決策が求められます。

100通りの解決策を出せば、あなたのリハ科と同じ悩みを抱える誰かのリハ科が救われます。

一緒に、解決策を考えてみませんか?

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IAIR グランドマネジャー 齋藤 信

 

追伸 1

まだまだトンデモリハビリ科がありそうですね。

事例として現場の悩みを聞かせてください!

>>> https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=UkDpwsUIRnM 

 

 

追伸 2

緊急開催!
9月5日(土)東京にて、齋藤のフィードバックLIVEを行います。
その場であなたの質問・相談に全力でこたえる5時間!
問題山積な臨床現場の悩みをこの機会に解決してみませんか?

日時 9月5日(土)10時~15時
場所 東京メディカルスポーツ専門学校

申し込みはコチラ >>> https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=UlsssXz

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。