管理職養成12回コース

指導者は自意識過剰?

From:IAIR-GM 齋藤 信

 

先日はなぜが療法士は〝人を育てられない〟

というお話の途中でした。

 

時代の変化にシステムが追いついていない、032

んでしたね。

 

さあ、そこで実際に行われているのは、

現場任せという実態。

 

現場の裁量に任せてきているのなら、

現場で教育に困っている療法士や、

教育を受ける側の新人さんや学生さんで

教育について考えてしまっても良いじゃない!

 

そう、考えてます。

 

ですが、ここでまた新たに〝人を育てられない〟問題が浮上します。

〝人を育てられない〟

のではなく、

〝人を育てたことがない〟

〝人に育てられた実感がない〟

という現実。

 

ワカラナイんですよね。

 

成長させた実感もなければ、

誰かのおかげで成長したという

実感も無い。

 

学生最後の難関、国家試験を

一人で乗り越えたからなのかも……

 

はじめはそう考えていたのですが、

よくよく考えてみれば、

その前の臨床実習での実習指導が

スーパーバイザー自身も手探り。

 

良いバイザーと出会い、

臨床の楽しさなど、

何らかの実感が得られたなら別ですが、

なかなかそうもいかない。

 

そんな学生さんが臨床に出て、

そこでも即戦力を期待され……

結果、教育を受けるというよりも、

自分で学びとる。

 

スキルやノウハウ、知識も含めて、

自分で獲得していくものだ!

という認識が臨床のなかに

強固な鎖でがんじがらめに

なっているということなのでしょう。

 

さあ、そうなると療法士はどんな行動に出るのか?

 

経験年数で暗黙の評価をされてしまう臨床現場。

僕も作業療法塾を始めた当初は臨床5年目程で、

「5年目程度が偉そうに臨床を語るな」

と掲示板で匿名の誰かに叩かれたものです。

 

経験年数が高いから偉いは、

既に過去のもの。

 

でも、現在流行っている、

高い技術を持っているから偉いも

ちょっと違った話。

 

でも、どちらも根っこは同じ。

 

自分の自信が揺らぐ

現実に直面したくないから。

 

その行動として〝あなたのため〟と称した

  • ・高圧的な指導
  • ・わからない事からの逃避行動
  • ・臨床教育とはかけ離れた点の指摘
  • ・感情的な対応
  • ・外堀を埋めてから集中攻撃

こんな事態が起きてしまうのでしょうね。

 

ハッキリ言って、学生さんや新人さんは、

そんな防衛行動をされなくても、

指導者をバカになんかしませんよ。

 

そりゃあ、指導者の自意識過剰です。

 

学生さんや新人さんにだって、

目的があるんですから。

 

〝とにかく実習に受かりたい〟

という目的の学生さんだっていいじゃない。

 

入口はそこでも、出口まできたら

指導者の想いが伝わっていればいいじゃない。

 

〝技術を上げてアンタを追い抜きたい〟

良いじゃない。そこで潰す行動に出れば、

あなたの懐の深さを新人さんに伝えるきっかけを

永遠に失います。

 

〝OK、追い抜かせないぜ!〟

と笑って言えるくらいが丁度いいです。

 

 

先日からの続きで、かなり長文になりました。

いったんまとめます。

 

  • ・〝人を育てられない〟理由は実感が無いから。
  • ・育てる教育システムを持っていない。
  • ・指導者も受け手も過去の経験則に縛られている。

 

まだまだ悩みが大きいですね。

ですが、現場で頑張っている療法士一人一人の

意識や、行動を変えていくことで、

パフォーマンスが大きく変わっていきます。

 

少しずつでもいい。

 

どんなに少数派からはじめてもいい。

 

立ち止まるのではなく、

歩み続けていきましょう。

 

僕は、その為に、今ここにいるのだから。

 

関東代表齋藤信03
IAIR グランドマネジャー 齋藤 信

追伸 1

僕の考えばかりの内容になってしまいましたね。

共感できるところが一つでもあれば、嬉しいな。

 

追伸 2

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ABOUTこの記事をかいた人

精神科にて13年勤務し、心身へのアプローチ法を習得、実践して来た。 IAIR顧問の仲村に師事。認定アドバンスインストラクターとなる。 2013年に独立し、精神科作業療法士に自信を取り戻してもらう事を目的に、齋藤の行ってきた作業療法の構成法や身体アプローチ法を伝える講習会活動を本格的に開始。年間のべ1000人以上の療法士に教鞭をふるう。 より科学的なエビデンスをアクティビティに取り入れるため、セロトニン研究の第一人者東邦大学名誉教授有田秀穂医師、脳と学習の世界的権威トニーブザン氏らに師事。精神科で行われている作業療法やレクリエーション、集団セッションの可能性が大きく広がる。