トイレ動作の見逃しがちなチェックポイント!

From:IAIR関東支部アシスタント 小林めぐみ

 

こんにちは。

回復期OTの小林めぐみです。

 

突然ですが、質問です。

患者さんの在宅復帰に、

1番大切なことって何でしょう?

 

 

ADL自立?

問題行動がない?

歩行自立?

 

どれも大切ですよね。

でも、意外と忘れがちなことが1つあります。

 

 

それは…

「いかに家族の介護負担を減らせるか」です。

 

もちろん、患者さん本人の生活は大切です。

学生時代から耳にタコができるくらい、

聞かされてきましたよね。

でも、それを支えるご家族様の生活も、

同じくらい大切なんです。

 

以前私が担当させていただいた方です。

高齢の夫婦2人暮らし、主介助者はご主人。

夜間は毎日奥様のトイレを手伝う生活が続き、

ご主人は介護疲れのため10kg痩せ入院。

 

せっかくの自宅生活。

こうなっては辛いですよね。

 

入浴は介護保険サービスを使えば何とかなるけど、

排泄は介助が必要…。

 

 

「ズボンとパンツを上げることができたら、自立なのになぁ」

「パット操作ができれば自立なのになぁ」

 

繰り返し下衣操作の練習をしても、思うように自立度が上がらない。

FIMの点数が上がらず、Drに叱られたこともあります。

 

どうやったらいいんだろう?

他のOTはどうやっているんだろう?

 

私はよくこんな感じで悩みました。

そして、私の後輩たちもよく悩んでいます。

 

では、どうして下衣操作ができないのでしょう?

あなたは、トイレ動作の評価をする際

何をチェックしていますか?

 

 

下衣操作時のチェックポイントを上げてみました。

・立位の安定性

・下方リーチが可能

・オムツやズボンの形状、素材

・手すりの有無、形状、使い方

 

 

どうでしょう?

 

普段、あなたが見ているものと

大きく変わらないと思います。

 

そう、チェックポイントは合っているのですが、

もっとも重要なことはチェックポイントを、

きちんとチェックできているかがポイントとなってきます。

 

特に私たちOTは「立位の安定性」

を見られているかどうかが大事なポイントです。

 

まず、患者さんの立位姿勢を見てみましょう。

いわゆる、へっぴり腰で立っていませんか?

 

股関節中間位で、股関節に体重が乗っている→OK

くの字・ガニ股・へっぴり腰(骨盤後傾位、股関節・膝関節屈曲位)、股関節に体重が乗っていない→NG

 

股関節に体重が乗っていない状態での立位は不安定です。

その状態で下衣操作を行おうとするとバランスを崩す恐怖感もあり、

支持物なしでは難しいですよね。

 

股関節のアライメントを整えると…

体重をしっかりと股関節で捉えることができるようになり、立位が安定します。

 

ちなみに先ほどの患者さんは股関節の治療を行い、立位が安定しました。

そして、病棟生活でもなるべく自分で行っていただくようお伝えしました。

1ヶ月程で、日中はトイレ、夜間はPトイレでの排泄が自立になりました。

 

OTでもこんな介入方法があるんです。

意外とADLの評価の際には「立位の安定性」を

見逃しているかもしれません。

 

 

私たちIAIRではOTでも自信をもって

「立位の安定性」を見られるようになるセミナーがあります。

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